そういえば「美肌」にはどんな意味があるの?

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美肌とは

美容サイト・雑誌などでよく目にする「美肌」という言葉。何気なく使っていますし、そもそもどんな意味の言葉なのか考えたことすらないのではないでしょうか。

今回は、あえて「美肌」の言葉の意味について考えてみたいと思います。実はこの言葉にも “落とし穴” が存在するので、それについてもあわせてご紹介しましょう。

まずは、辞書的な意味から

辞書

「美肌」という言葉の意味は、辞書に次のように載っています。

goo辞書(デジタル大辞泉)では

まずは、デジタル大辞泉を引用して意味を掲載している『goo辞書』から引っ張ってみました。

色つやの美しい肌。また、肌を美しくすること。

引用元:goo辞書

ここには「色つや」という語句が使われていますね。色つやとは、色合いや艶(つや)のことをいいます。ですから、「色つやの美しい肌」というのは、色合いが良く艶の出ている肌ということですね。

同じくgoo辞書には、「美肌」と書いて「びき」と読む言葉についても説明がありました。

美しいはだ。びはだ。

引用元:goo辞書

まあ、「美肌」とほぼ同義でしょうね。でも、あまり「びき」と読むことはありませんね。

weblio辞書(三省堂 大辞林)では

次に、三省堂の大辞林を引用して意味を掲載している『weblio辞書』から引用してみました。

美しい肌。また,肌を美しくすること。

引用元:weblio辞書

まさしくそのままの意味ですね。weblio辞書にも「びき」と読むほうの意味も載っていましたが、そこには「美しいはだ」と書いてあり、ほぼ同義と見て良いと思います。

英語では何ていう?

ついでに、「美肌」を英語にするとどうなるのか調べてみました。

Googleで「美肌 英語」と打って検索をかけてみたところ、検索結果の一番上に翻訳が堂々と出てきました。そこでは次のように訳されていました。

 「Beautiful skin」

何も面白いこともなく、そのままの訳です。やはり、「美肌」というのは、何の変哲もない「美しい肌」という意味が濃厚なのでしょうか。

なお、『Yahoo!知恵袋』にも有力な情報がありました。

美肌はふつうに
Beatiful Skin , Fine Skin, Smooth and Soft Skin
がよく使われるかな。

引用元:Yahoo!知恵袋

全て日本語に “そのまま” 訳してみると、「美しい肌、優れた肌、なめらかで柔らかい肌」ということになります。

上記の回答者がどこまで美容に精通している人なのかはよく分かりませんが、ここまでくると「美肌」の意味も多角的に考えられるようになりますね。たしかに、どの英語も使われているのを目にしたことがある気がします。

「美肌」はとても便利!統一性のある言葉なのだ

便利な言葉

日本語にも「美肌」と同じように使われている言葉はたくさんあります。

「明るい肌」「柔軟な肌」「なめらかな肌」「赤ちゃん肌」「たまご肌」「スベスベな肌」「弾力性のある肌」「キメの細かい肌」・・・などなど、挙げればキリがないほどです。

そういった数々の言葉は、「美肌」という言葉ひとつで片付けてしまうことができるでしょう。とにかく「美肌」とさえ言っておけば、上記の数々の意味を持った肌ということになります。辞書的には違うかもしれませんが、実際はそうですよね。

ただし、「明るい肌はどうでも良くて、とにかくスベスベになれば良い」という感じで限定したいときは、「美肌」という言葉では意味が広すぎてふさわしくない気もします。便利な言葉ではあっても細かい意味は持たないので、そこだけ注意ですね。

「美肌」の落とし穴

落とし穴

「美肌」という言葉には、ちょっとだけ落とし穴があります。

とは言っても、多くの人にとってはさほど関係のないことなのでご安心ください。気を付けるべき人は、これから誰かにおすすめの化粧品を紹介したい人や、特に宣伝や商売をする予定のある人です。

使ってはいけない言葉!?

「美肌」という言葉は、基本的に美容グッズには使えない可能性のある言葉と考えたほうが良いでしょう。

もちろん、便宜上使ったりすることもあれば、今回みたいに美容関連のお話をするときには使わざるを得ない場合もあります。ただ、美容グッズを宣伝する場合は特に、「美肌」というワードは避けるのが無難です。

薬機法(旧薬事法)に引っかかる!?

避けるのが無難とする根拠は、薬機法(旧薬事法であり、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」という)にあります。

当方は法律専門家ではないので、その法律に詳しいわけではありません。しかし、ある程度の枠決めがなされていて、美容グッズではやたら「美肌」という言葉が使えないことは知っています。

例えば、化粧品の場合は必ずしも使えないというわけではありませんが、サプリメント・食品の場合は、“医薬品としての効果・効能がある” と見なされてしまうのです。サプリメント・食品は医薬品ではないので、当然NGです。

なぜ医薬品として見なされてしまうのかは、よく分かりません。でもそういう謂れがある以上、「美肌」は使わないでおきましょう。

化粧品の宣伝を色々見ていると「美肌」という言葉を使っているケースがありますが、法律の専門家の監督がないところでは、まず使わないのが無難かと思います。「美肌」という言葉以外のワードをうまく駆使していきましょう。

結局、「美肌」ってどんな意味?

宣伝上あまりふさわしくない「美肌」という言葉。結局のところ、どんな意味があるのでしょうか。

辞書的な意味は先述のとおりです。そこでは、ただ漠然と、良い状態にあるきれいな肌だということが分かりました。しかし法律としては、医薬品として見られてしまうおそれのある言葉です。

したがって、「美肌」という言葉というのは実に曖昧な意味を持った厄介なワードだと見ることができます。あるシチュエーションでは本当に肌を明るく見せるだけの意味だけにすぎなくても、またあるシチュエーションでは「美しい状態に治療・改善する」というような意味合いを持つわけです。

それだけ、「美肌」という言葉は広がりを持ったワードと言えます。あなた自身が「うるおった肌」だけの意味で捉えたとしても、それはあくまであなたの価値観であり、一般的にはそうとは限らないわけですね。

広がり

では最後に、今回の内容のポイントをまとめて終わりにしましょう。

  • 「美肌」という言葉は、実に広い意味合いを持っている。
  • 単に「美しい肌」と解釈する場合もあれば、医薬品の効果・効能として見なされることもある。
  • 「美肌」という言葉は利便性が高い。
  • しかし、やたらと使わないほうが良い言葉でもある。

以上です。言葉というのは実に面白いですね。ちょっとでも気になった言葉は、是非積極的に調べてみましょう。新たな発見があるかもしれませんよ。


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