皮膚下のニキビの対策!紛い物に気を付けて正しくケアを

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皮膚下ニキビ

何気なく顔を触っていると、皮膚の下にコリっとしたものを感じるときはありませんか?また、少しだけ痛みのようなものを感じるときはありませんか?

もしかすると、それはニキビかもしれません。まだ肌の表まで出てきておらず、どうケアしたら良いのか考え物ですよね。悪化すれば、そのまま皮膚の上までニョキニョキと出てくる可能性大です。

今回は、そんな皮膚下ニキビ(内側ニキビとも言います)の対策についてです。でも、まれにニキビではない“紛い物”のこともあるので、それについてもお伝えしていこうと思います。

その前に、皮膚下ニキビの原因からお話ししましょう。原因を知ってこその対策ですからね!

原因

皮膚下ニキビは、大きく分けて以下のタイプが考えられます。

  • 普通のニキビのできかけ
  • 芯のないニキビ(埋没型)

「普通のニキビのできかけ」というのは、当方も何度か経験したことがあります。指で鼻のあたりを触っていると、「あれ?ここちょっと痛い」と感じ、そのまま収まることもあれば、次の日くらいにふっくらしてきて、そのままニキビが顔を出す。そんなことがありました。

一方、「芯のないニキビ」というのは聞き慣れない人も多いと思いますが、皮膚の奥に隠れてしまっているニキビのことです。そのため、「芯のない」という表現よりは「芯が見えない」という表現のほうが適切かもしれませんね。

いずれも、原因は、

  • 皮脂、毛穴の汚れ・老廃物の混合
  • アクネ菌やその他の菌の襲来

といったものですが、芯があろうがなかろうが発生原因はさほど変わりません。ただ、「芯のないニキビ」はなぜ「芯が見えない」のかというと、「毛穴の奥のほうに芯ができてしまっている」からです。

奥のほうに芯ができるということは、体の内側のほうからニキビが作られてきているということ。そのためか、この手のニキビは毛穴詰まりをしていない場合に発生しうるのです。

「芯のないニキビ」は、毛穴詰まりをしていなくても発生しうる!

体の内側のほうからニキビができるということは、その要因として「代謝や体調の悪化」が考えられます。これは、ストレスや内臓機能低下による血行不良が大きく影響しています。

代謝や体調の悪化を疑おう!

対策・対処

ざっと原因が分かったところで、効率良く対策を進めていきましょう。

ここでは主に、「芯のないニキビ」を未然に防ぐための対策をお伝えし、併せて「皮膚下ニキビ」ができてしまったらどうしたら良いか?といった対処法もお話していきます。

芯のないニキビの主な対策

  • 食生活に気を付けて生活する
  • ストレスを溜めないようにする
  • 健康に気を遣って毎日を過ごす

皮膚下ニキビの対処法

  • むやみに触らないようにする
  • スキンケアは優しくしっかりと
  • 体の内側からのケアを充分に行う

では、ひとつずつ詳しく解説していきましょう。

食生活に気を付けて生活する

食事

「芯のないニキビ」ができてしまうのは、体の内側に何らかの悪い要因があるということでしたね。

体の健康を保つために真っ先に気を付けたいのは、やはり食生活です。食べ物は体を構成する原料です。

代謝・血行が悪くなりやすい食べ物のとしては、まず“脂っこいもの”が挙がります。脂質やコレステロールが多く、血液をドロドロにしやすい食べ物ですね。詳しくは「脂性肌なら食べるのを控えておきたい食べ物 厳選の10種」に書いてあるので、是非参考にしてみてください。

ほかにも、消化に悪いものばかり食べたり、栄養の偏った食事ばかりをしていたりすれば健康は害されます。消化に良い健康的なものを中心に食べましょう。

 便秘に陥っている場合は老廃物をうまく排除できず、それが血中に溶け込む。すると体は毛穴から老廃物を押し出そうとして「芯のないニキビ」を誘発する。食生活というのは非常に重要なのだ。ちなみに、便秘には食物繊維が良い。海藻類や果物類には水溶性食物繊維が多く、大豆やごぼうやキノコ類には不溶性食物繊維が多い傾向にある。水溶性1・不溶性2のバランスで摂るのが理想だ。

ストレスを溜めないようにする

ストレス対策

体の健康を害するものとして、ストレスもまた大きな要素でしょう。ストレスや疲れなどで精神が病んでくると、自律神経の働きが狂い、体の健康・美容バランスはガタガタと揺らぎ始めていきます。

ストレスが溜まると、「芯のないニキビ」だけでなく、普通のニキビもできやすくなります。逆に乾燥肌や敏感肌にも陥りやすくなるので、溜まったストレスは定期的に発散する必要があります。

「ストレスが溜まるとどうなるか?」「なぜニキビの発生につながるか?」といったことは、別記事「ストレスによるニキビの対策」の中で説明していますので、良かったらご覧ください。

 ストレス解消は、食生活の改善や睡眠の充実によってももたらされると言われている。ストレスひとつに焦点を絞るのも大切なことだが、まわりのありとあらゆる事柄が密接に関係していることも、ひとつおさえておくべきだろう。

健康に気を遣って毎日を過ごす

健康

上でお話しした食生活改善やストレス解消のほかにも、睡眠の質の向上、体操、運動なども大切なタスク。

常に健康に気を遣って過ごすからこそ、その積み重ねが良い結果として現れてくるのです。

特に、オフィスワークを生業としている人だと、パソコンの前で長時間座っていることも多いでしょう。それでは代謝が落ち、ニキビの発生確率も上がってしまいます。体を動かす仕事でも、同じ動作の繰り返しばかりだと、体にとって「健康的」だとは言えません。

自ら意識して、色々な形で積極的に体を動かすことで、代謝や力などが総合的にUPしていくのです。

むやみに触らないようにする

むやみに触らない

皮膚下ニキビの発見に気付いても、むやみに触らないようにしましょう。「なんかここ痛いな~」と思ってもいじらないよう。

できかけのニキビのときには見かけ上は何もありませんが、その謎を無理に解こうとしないようにしましょう。

皮膚下ニキビといえど、炎症は炎症です。刺激が加わることで拡大し、治りが悪くなるかもしれません。これは、できかけのニキビが表面に顔を出してからも同様です。炎症には刺激を与えないことが「鉄則」です。

スキンケアは優しくしっかりと

スキンケア

皮膚下ニキビの原因のひとつにも「皮脂・菌」というものがありましたね。

ニキビの元となる皮脂や古い角質(垢)、そしてその湿気が大好きなアクネ菌たちは、洗顔で一掃してやることが大切です。

とは言っても、何度も洗ったり強くこすったりすると敏感肌や肌荒れを招く上、ニキビも悪化します。そのため、泡を立てるなどしてなるべく優しく洗い、洗顔料も低刺激なものを選びましょう。

また、肌を整えるためにも「保湿のスキンケアは大切だ」と当方は考えています。皮膚下ニキビに対しては、ニキビケア用の薬用化粧品も検討すると良いでしょう。

 「ニキビ=脂性肌=保湿厳禁」といった風潮が少なからずある。たしかに、脂性肌の人にとっては油分の多い保湿は逆効果となりうる(だからサッパリ系化粧水だけで済ませることも多い)。だが保湿は基本。乾燥性脂性肌の人にとっては特に言える。こういったややこしさを考えると、ニキビにはニキビ向けの保湿アイテムを選ぶのが安心だと思う。

体の内側からのケアを充分に行う

重要なので再度述べます。体の内側からのケアは「芯のないニキビ」には最重要項目といっても良いでしょう。でも、そのニキビに限らず、どんなニキビができたとしても内側ケアは大切です。

内側ケアというのは、体の調子を整えることだけでなく、心の調子を整えることも意味します。ニキビと“心身”は深く関わっています。

目に見えるケアだけでは不十分なので、日頃から心身共に健康的な毎日を送るよう努めてみてくださいね。

「芯のないニキビ」の治療

ニキビの改善には我慢が付き物ですが、「芯のないにきび」の改善にはなお忍耐が必要です。具体的に「どのくらいかかるか」というのは千差万別なのでハッキリとは言えません。

普通のニキビの場合は、芯となるもの(=皮脂や老廃物が固まった柱)を毛穴から抜いてやれば一件落着(とは言っても自分でやるには腕がいりますが)。「芯のないにきび」だと芯が奥にあるため、なおさら難しいのです。

でも、内側ケアを中心に対策を進めていくことで、いずれは消滅するはずです。が、酷くなってしまったり、「どうしても気になって仕方がない」という場合には、皮膚科で治療してもらうことも可能です。

皮膚科では、「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)」といった治療を受けることになると思います。ニキビの元となる皮脂や老廃物などを取り除く施術です。どうしても「芯のないニキビ」を瞬殺したい場合は、是非皮膚科に出向いて相談しましょう。

実はニキビではない可能性も

本当にニキビなのか?

「おや、皮膚下にニキビがあるぞ」と思っても、実は勘違い・・・ということもあります。完全に埋没しておらず、やや膨らんだ感じになっていたら、以下の疾患を疑ってみてください。

粉瘤(表皮嚢腫)

怖そうな名前ですが、怖がる必要はありません。垢(あか)のようなものが詰まった袋状のものが、皮膚内に埋まっているのです。

基本的に痛みはありません。大きさも様々で、気付かないくらいのものからコブのようなものまで。しかし放置すれば、大きくなったり、膿んで痛くなったりする可能性があるようです(稀に癌化)。

当方は、ごく小さいのが耳たぶにできています。ある日シコリに気付き、悪い腫瘍だと嫌だなと思いすぐに病院に行きました。そこで出た診察結果は、ずばり粉瘤(表皮嚢種)でした。「大きくなるようならまた来て」と言われてから15年ほど経ちますが、幸いにも現状維持です。

つまり、大きくならないことはあっても小さくなることもありません。当方は耳たぶにできているため放置していますが、顔ならすぐに手術を受けるでしょう。簡単な手術で終わるようですが、酷くなると時間がかかるそうです。気になる人は早めに皮膚科で診てもらいましょう。

脂肪腫

上の粉瘤よりも、もう少し奥のほうにできるようです。字のごとく、皮下脂肪が腫瘍と化したもので、柔らかい感じがすると思います。悪性のものと良性のものがありますが、多くの場合は良性腫瘍だそうです。

だんだんと大きくなっていく厄介な腫瘍なので、いくら良性であっても、取れるうちに取ってしまうのが良いかと思います。気になったらすぐに皮膚科へ行きましょう。

毛母腫(石灰化上皮腫)

石灰のように固くなっている場合、この良性腫瘍が疑われます。子供の腕や顔・首などにできやすいと言われています。

痛みはほとんどありませんが、強く押すことで痛みを感じることもあるでしょう。皮膚直下にでき、場所を移動することもあるようです(転移ではありません)。

これも自然には消えないので、皮膚科での治療が必要です。

その他

ほかにも、色々な「できもの」が考えられます。それはもう良性から悪性まで多種多様です。

東京都杉並区にある「稲葉クリニック」のサイト内に、「できもの」に関するページがありましたので、下記にご紹介しておきたいと思います。皮膚下の物体に気になっている人は、是非参考にしてみてください。

 稲葉クリニック 皮膚の病気

様子を見ながら正しくケアをしよう

明らかに「変なできもの」でなさそうなら、まずは半月ほど様子を見てケアをしてみましょう。多くの場合はニキビかと思います。時間や出費のことも考え、病院はそれから考えても良いでしょう。

ニキビであるならば、正しくケアを続けていけば次第にしぼみ、改善していくはずです。たとえケアが間違っていたとしても、ニキビなりの悪化の仕方があります。

そのため、まずは半月くらいのニキビケアを続けて様子を見ます。半月経っても改善の傾向が見られない(あるいは悪化していると感じる)場合は、早めに皮膚科に行くのが得策です。単なるニキビだとしても、なかなか治らないのは望ましくないでしょう。仮に腫瘍だったら・・・と考えると、やはり皮膚科は安心です。

日頃のケアこそ大事です

また、今回のお話とは別に、ニキビ対策というのは常日頃からきちんと行っていきましょう。今回の記事内で述べた以下の点を、もう一度おさらいしてみてくださいね。

  • 食生活に気を付けて生活する
  • ストレスを溜めないようにする
  • 健康に気を遣って毎日を過ごす
  • ニキビはむやみに触らないようにする
  • スキンケアは優しくしっかりと行う

これを日課にして、理想とする肌を作り上げていってくださいね。


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