乾燥肌か脂性肌かあなたはどっち?違いと見分け方のまとめ

【この記事は 9 分 前後で読めます】

乾燥肌と脂性肌の見分け方

「私って乾燥肌?脂性肌?それとも・・・」誰でも、そう感じたことが一度はあると思います。乾燥肌だと思っていても顔がテカり始めたり、脂性肌だと思っていてもなぜかつっぱったり。いったい肌ってどうなってるんでしょうね。

というわけで、今回は「乾燥肌と脂性肌」の違いや見分け方についてまとめてみました。よくある勘違いなども盛り込んでいますので、是非参考にしてみてください。そして、適切なスキンケアをやっていきましょう!

乾燥肌とは

乾燥肌

まずはごく簡単に、乾燥肌とは何かをおさえましょう。乾燥肌というのは、

  • 角質の「水分が少ない」肌 
  • 「皮脂分泌が少ない」肌

のことをいいます。多くの人がイメージしているとおりの肌ですね。

ところが、人間というのは誰しも、肌の水分が減ったり増えたりしています。そのため、誰もが一時的に乾燥肌に陥る可能性を持っていると言えます。ただ、一般的には、上記の状態が続いている肌のことを「乾燥肌」と呼びます。

ほか、「ドライ肌」「ドライスキン」といった呼び方もあります。

状態・特徴

乾燥肌の場合、以下のような状態・特徴であることが多いです。

カサカサする(かゆい)、ムズムズする(かゆい)、パリパリする(ひび割れ)、ザラザラしている、白い粉がふくことがある、洗顔をするとつっぱることがある、メイク崩れをしやすい、メイクの乗りが悪い 等々

全部に当てはまるとは限りませんし、当てはまるからといって必ずしも乾燥肌というわけではありません。が、思い当たるものが多いほど、乾燥肌である「可能性が高い」と言えます(正確に判断するには、皮膚科医などの専門家に診てもらうのが一番です)。

主な原因

肌の細胞間のうるおい成分(セラミドなど)が少なかったり、気温・湿度、体調変化、生理的な要因などが原因となって、乾燥肌になります。加齢や遺伝的な要素も絡んでくるでしょう。

病気や不摂生、ストレスなどによる肌の機能(水分を保ったり皮脂分泌を正常に行ったりする機能)の低下により、乾燥肌を招くこともあります。とにかく、原因の特定は難しいです。

主な対策

「乾燥肌=角質の水分が足りない」というわけなので、「いかに水分を与えるか?」という点が重要になってきます。化粧水や美容液を使って、保湿成分や美容成分を与えていきます。

肌の保水機能(水分が逃げないように保つ機能)も低下していることが多いので、乳液や保湿クリームなどで水分が逃げないようにバリアを作ると◎ですね。

もちろん、肌が本来持っている機能(水分を保ったり皮脂分泌を正常に行ったりする機能)を整えることも大切です。身も心も、健康第一で過ごしていくことを心がけていきましょう。

脂性肌とは

脂性肌

次は脂性肌(読み方は「しせいはだ」または「あぶらしょうはだ」)についてです。脂性肌というのは、

  • 「皮脂分泌が多い」肌
  • 「ニキビ発生」の環境がそろいやすい肌

のことをいいます。

「「ニキビ発生」の環境がそろいやすい」とありますが、ニキビは、老廃物やアクネ菌などが皮脂と混ざり合った結果できるためです。皮脂の量が多いほど、肌の湿気や不潔度は高まり、ニキビ発生率が上がってしまいます。

脂性肌は、「オイリー肌」「オイリースキン」「油性肌」「油脂肌」など、色々な呼び方があります(当ブログの大タイトルには「オイリースキン」を採用しています)

状態・特徴

脂性肌の場合、以下のような状態・特徴であることが多いです。

テカリやすい、べたつきやすい、ネチネチする、ビニールのようなツヤがある、保湿をするとさらにべたつく、すぐにニキビができる、メイク崩れをしやすい、メイクの乗りが悪い 等々

全部当てはまるわけではないですが、心当たりのあるものが多いほど脂性肌の可能性は高いです。

主な原因

脂性肌の主な原因は、やはり「皮脂が過剰に分泌されてしまう」という点にあるでしょう。そうなってしまうのは、男性ホルモンの増加や脂っこい物をたくさん食べたりすることが要因であったりします。

男性ホルモンの増加は、ストレスや不摂生によって生じやすく、女性も無縁ではありません。思春期に脂性肌になってニキビが増えてしまうのも、このホルモンバランスの乱れに起因しています。

ほかにも、実は「肌の乾燥」というのが原因となっていることもあります。これについては少し厄介なので、後ほど詳しく説明します。

主な対策

「脂性肌=皮脂が過剰に分泌される」というわけなので、「いかに皮脂を抑えるか?」という点が重要になってきます。不浄な肌になりやすいので、ひとまず洗顔をしっかりと行うと良いでしょう。

ストレスや不摂生というのは脂性肌の大きな原因なので、その改善も求められます。ただ、思春期の頃のホルモンバランスの乱れは自然なものなので、洗顔をしつつ時が解決してくれるのを待ちましょう(気になるときは皮膚科にかかりましょう)。

それから、単純に脂っこい食べ物を控えるというのも有効です。詳しくは「脂性肌なら食べるのを控えておきたい食べ物 厳選の10種」をご覧ください。

しかしながら、そう単純ではない

以上のとおり、「乾燥肌」と「脂性肌」の違いをお伝えしました。でも実は不完全です。当記事の冒頭にも書きましたが、

  • 乾燥肌だと思っていたら、皮脂がたくさん出てきた
  • 脂性肌だと思っていたら、ある日カッサカサに

といった経験をした人も多いはずです。「じゃあ結局どっちなんだよ!」と、疑問が浮かぶわけです。

そこで、新たにおさえておきたいものがあります。それは、「乾燥性脂性肌」です。

乾燥性脂性肌とは

乾燥性脂性肌

ざっくり言えば「脂性肌」です。しかし「乾燥肌」でもあるという、何とも厄介な肌質です。結局どっちなのかって?どちらでもありません。いや、どちらでもあるのです。相容れぬ関係にもかかわらず、相容れてしまうのです。つまり、

  • 角質の「水分が少ない」肌 
  • 「皮脂分泌が少ない」肌
  • 「皮脂分泌が多い」肌
  • 「ニキビ発生」の環境がそろいやすい肌

というわけです。が、赤字のところが完全に矛盾しているので、以下の通りが正解です。

  • 角質の「水分が少ない」肌 
  • 「皮脂分泌が多い」肌
  • 「ニキビ発生」の環境がそろいやすい肌

水分は少ないのに、油分が多いのです。意味不明ですね。でも、これぞ「乾燥性脂性肌」なのです。

ほかに、「ドライオイリー肌」「オイリードライ肌」「オイリードライスキン」「脂性乾燥肌」などといった呼ばれ方もします。一見乾燥肌には見えないので、「隠れ乾燥肌」「インナードライ肌(=肌の内部が乾燥している肌)」といった呼ばれ方もあります。

状態・特徴

乾燥性脂性肌の場合、以下のような状態・特徴であることが多いです。

テカリやすい、べたつきやすい、ネチネチする、ビニールのようなツヤがある、洗顔をするとつっぱることがある、保湿をしていなくてもべたつく、すぐにニキビができる、メイク崩れをしやすい、メイクの乗りが悪い 等々

お気づきかと思いますが、ほとんど、先ほどの「脂性肌」のときと共通しています。

主な原因

肌の状態は「脂性肌」のときとほぼ一致するくせに、原因は「乾燥肌」のときとほぼ同じです。

肌の細胞間のうるおい成分(セラミドなど)が少なかったり、気温・湿度、体調変化、生理的な要因などが原因となって、乾燥肌になります。加齢や遺伝的な要素も絡んでくるでしょう。

病気や不摂生、ストレスなどによる肌の機能(水分を保ったり皮脂分泌を正常に行ったりする機能)の低下により、乾燥肌を招くこともあります。

・・・でも、なぜ皮脂がたくさん出てしまうのか?それは、「緊急的に肌を保護しようとするから」です。肌自らが、ありったけの皮脂を噴出させて防御線を張るのです。これは本能的な自己防衛機能と言えますが、本来は働いてほしくない機能ですね。

では、なぜ「乾燥肌」と「乾燥性脂性肌」の人とで分かれるのか?といったら、それは「よく分からない」です。遺伝的な要素や体質、そのときの体の状態などの要因が複雑に絡んでいると思われます。

主な対策

さて、対策はどうしましょうか。皮脂が多いから「脂性肌」と同じ対策をすべきでしょうか。いや、本当は乾燥しているのだから「乾燥肌」と同じ対策をすべきでしょうか。

でも、上で原因を知ったからには、答えは簡単に導き出せますね。そう、「乾燥肌」とほぼ同じ対策でOKです。

化粧水や美容液で保湿成分・美容成分を与え、その後、乳液やクリームなどでしっかりとバリア保湿をします。多少べたつきが気になるかもしれませんが、正体は乾燥肌なのです!肌のうるおいを保たない限り、未来はありません。

もっと詳しい対策については、「乾燥肌なのに脂性でテカる!5つの対策と化粧水の選び方」をご覧ください。その記事では、乾燥性脂性肌ならではの効率良いスキンケアについて書いてあります。

「脂性肌」か「乾燥性脂性肌」か

見分け方

上記では、とりあえず肌質の違いウンチクをお話ししました。でも、それは前置きのようなものです。大事なのは、「いかにして見分けるか?」ですね。

「脂性肌」なのに「乾燥性脂性肌」の対策をすると、さらにべたつき、ニキビと縁を切れません。「乾燥性脂性肌」なのに「脂性肌」の対策をすると、ますます肌の乾燥が悪化していきます。このように、誤ったスキンケアは肌をめちゃくちゃにしてしまいます。

実際にそういう人は多いように思います。わざわざ真逆の方向へ行ってしまっているのです。南へ行くところを北へ。左に曲がるところを右に。・・・これではいつまで経っても理想の結果は得られませんね。嘆き続けなければなりません。

見分け方

一応見分け方というのは存在します。ただ、確信的なものではないので、あくまで参考程度に捉えてください。

当方がおすすめしているのは、

<洗顔直後、肌がつっぱるかつっぱらないか?>

で判断する方法です。

「脂性肌」の場合は肌内部が潤っています。それに対し、「乾燥性脂性肌」の場合は乾燥しています。その体感がありありと現出するのが、ずばり“洗顔直後”だと当方は踏んでいます。

  • つっぱらない ⇒ 脂性肌かも?
  • つっぱる ⇒ 乾燥性脂性肌かも?

と疑いをかけることができると思います。ただこれは、あくまで「脂性肌」か「乾燥性脂性肌」かの2択に絞った場合のお話です。ただの「乾燥肌」である場合も、洗顔後につっぱり感を感じることがあります。

もし、つっぱって、なおかつ、だんだんと皮脂がにじみ出てきたら、そこで始めて「乾燥性脂性肌」の確率は高いと言えるかもしれません。皮脂がにじみ出てこなければ「乾燥肌」と言えるでしょう(けれども、推測の域を超えません)。

 完璧に判断するには、皮膚科等で調べてもらう必要がある。もしそれが億劫なら、すぐに分かる方法は無いと言っても過言ではないだろう。少々面倒にはなるが、自分の肌を犠牲にすることを覚悟の上で、色々な対策を進めて肌の変化を観察し、検証していくといった方法もあるにはある。それなら上記の見分け方よりも正確に肌質を知れるかもしれない。ただ、それなりの労力や時間を失うことも忘れてはならない。

どうしても見分けられない場合の対策

「どう頑張っても見分けがつかない」「皮膚科で調べてもらうのは嫌だ」という場合は、とにかく保湿のほうを重点的に頑張ってみてください。

たとえ「脂性肌」でも、保湿のスキンケアというのは大切なのです。たしかに、保湿は余計に肌を不浄にするおそれを秘めています。が、それは乳液やクリームなどの油分を使った場合のお話です。サッパリタイプの化粧水などで保湿をすることは、むしろ「必要」。

と考えると、どうしても見分けがつかない場合は、とりあえず油分の多い保湿アイテムを控え、水分の多いサッパリタイプの化粧水を積極的に使っていくと良いでしょう。

でも、仮に「乾燥性脂性肌」の場合、それだと不十分です。油分で蓋をしないと肌を守ることができませんね。

そういったことも考慮した結果、「思い切って油分の多いものを使ってしまってしまえ!」と当方は考えています。大人の多くは真の「脂性肌」ではなく「乾燥性脂性肌」だと言われているので、そのほうが良い気がします。プラス、健康面(体の内側)のケアも忘れてはなりませんよ。

少々当てずっぽうなやり方ですが、見分けがつかないなら仕方がないです。もし「これでは不安だな」という場合は、やはり皮膚科等で直接診てもらうのが安心ですね。

「混合肌」「敏感肌」の可能性

敏感肌や混合肌?

以上、「乾燥肌」「脂性肌」「乾燥性脂性肌」にスポットライトを当ててお話を進めてきました。でも、肌質というのはほかにもあります。まだ挙げていない有名なものとしては、「混合肌」や「敏感肌」です。

「混合肌」というのは、その名のとおり、複数の肌質が共存している状態です。今回の「乾燥性脂性肌」もそのひとつとして捉えられますが、だいたいは、「頬は乾燥肌だけど、鼻は脂性肌だ」といったような意味合いで使う言葉です。

「敏感肌」というのは少々特殊な肌質です(実は医学的な専門用語ではありません)。「特殊」と言ったって、悩まされている人は実に多いのが現状です。ピリピリしたり赤みが出やすかったり、とにかくデリケートすぎる状態の肌です。乾燥、皮脂、肌荒れ、くすみなど、色々と悩みの種が多い肌質ですね。

このように、肌質というのは色々あります。が、キッパリ「コレだッ!」と決めつけることはできません。肌は千差万別。色々な肌質の人がいます。「敏感肌」ひとつとっても、「脂性肌」寄り、「乾燥肌」寄り、そして「超敏感肌」というのもあります。

一概に肌質を決められないと面倒な気分になりますが、これがまた、肌の奥深さで、面白いところでもあると思います。

要点

今回の内容は少々ややこしかったと思います。ここで要点を改めてまとめておきましょう。

   乾燥肌   脂性肌  乾燥性脂性肌
肌状態
  • 水分少
  • 皮脂少
  • 皮脂多
  • ニキビ可能性
  • 水分少
  • 皮脂多
  • ニキビ可能性
主な対策
  • 十分な保湿
  • 健康第一
  • 清浄に
  • サッパリ保湿
  • 健康第一
  • 十分な保湿
    (洗顔直後◎)
  • 健康第一
見分け方
  • 洗顔後つっぱる・乾燥
  • 洗顔後つっぱらず
  • 洗顔後つっぱる・その後皮脂

ざっとこんな感じです。まとめてしまうと案外シンプルですね。実際はこんな簡単にはいかないかもしれませんが、迷ったときは余分な情報を省き、一度頭の中をスッキリさせると良いと思います。


このページの先頭へ