顔の皮脂の酸化や臭いに困った!その原因と5つの対策

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顔の皮脂が臭い

顔には毛穴が存在しています。でも、その毛穴が黒くブツブツ目立っていませんか?あるいは、できたてのニキビは白かったのに、しばらく経ったら黒くなった!ということはありませんか?

それは全て、皮脂の酸化のせいかもしれません。皮脂は、酸化が進むと黒くなり、また臭いも増大してきます。試しに鼻の脇の皮脂を削り取って臭いを嗅いでみて、もし「ウッ」となれば、酸化が進んでいるかもしれませんね。

さて、今回はそんな皮脂の酸化と臭いのお話です。まずは原因を突き止め、それから対策を練っていくとしましょう。少し長くなりますが、肌のためにも、最後まで頑張って読んでみてほしいと思います。

原因

なぜ皮脂は酸化するのでしょうか?できることなら、酸化してほしくないですよね。臭いもごめんです。

原因として考えられるのはざっと以下のとおりです。

  • 「雑菌」が皮脂をエサにして臭い発生
  • 「常在菌」により酸化・臭いが発生
  • 空気などによっても酸化・臭いが発生

という感じです。

「雑菌」が皮脂をエサにして臭い発生

雑菌

雑菌は皮脂が好きで、簡単に食いにかかってきます。ニキビの元であるアクネ菌もそうです。皮脂は元々無臭ですが、雑菌が皮脂をエサにする際に臭いが出てきます。

皮脂にはオレイン酸やパルミトレイン酸などが含まれていますが、アクネ菌はオレイン酸を特に好むと言われています。

逆に言えば、皮脂が無い状態であれば、雑菌も寄りついてきません。でも人間は、皮脂を皮膚バリアとして機能させているので、雑菌との縁を100%切ることは不可能と言えるでしょう。

誰しも臭くなる要因を持っているのです。が、皮脂の多い人(特にストレス性や男性ホルモン由来のもの)の場合は、臭いを発しやすい傾向にあります。

「常在菌」により酸化・臭いが発生

常在菌

皮膚には「常在菌」がいますが、なんとそれも臭いを発生させます。皮脂に含まれている栄養分を酸化・分解して、「脂肪酸」を発生させるためです。

「脂肪酸」は強い臭いをもたらします。他人に害を与えるほどの強い臭いではないですが、当事者にとっては不愉快なものですね。

しかし、誰にも常在菌は存在しています。いくら雑菌を寄せ付きにくい体質だとしても、常在菌が存在している以上、酸化や臭いは免れないのです。「脂肪酸=皮膚に刺激を加える」といった声もありますが、肌の環境バランスを整える上では欠かせません。

意識して常在菌を洗い流すと、今度は雑菌が増え、臭いや、ニキビや肌荒れなどのトラブルを招きやすくなります。少し難しいですが、一応頭の片隅に置いておいてくださいね。

空気などによっても酸化・臭いが発生

皮脂は、空気や紫外線の影響により酸化し、臭いの発生へとつながることもあります。こればかりはもう、地球に住んでいる以上生じうることなので、どうしようもありませんね。

でも、何かしらの対策を打つことで、その酸化の進行を防いだりすることはできます。対策に関しては後ほど解説します。

酸化までと、それから

酸化までの時間

皮脂が常在菌や空気に触れて酸化するまでの時間は、実はあまり長くありません。人にもよりますが、5,6時間で黒く酸化し、臭いが気になるようになったりします。つまり、朝出てきた皮脂は、昼頃にはだいぶ酸化が進んでいるのです。

「仕事から帰ったらくすみが酷くなっていた!」という経験はないでしょうか?それは、もしかしたら皮脂の酸化によるものかもしれませんね。

放置するとどうなるか?

酸化はごく当たり前のように起きます。上でお話したように、なるべくしてなるものです。しかし、度を越した酸化は、肌にとって良いとは言えません。

酸化を放置すると、臭いや黒ずみやくすみが増えるのみならず、活性酸素が増えたりして肌に刺激を与えていきます。それがあらゆる肌トラブルを招くようになります。

赤ちゃんのように常在菌のバランスが保たれていればうまい具合に肌環境が整いますが、 ストレスや体調不良の多い大人たちは、その理想から遠く離れていることのほうが多いです。下手に酸化しないうちに、余分な皮脂を何とかしたいものですね。

汗にも注目しよう

皮脂だけに注目しがちですが、「汗」の存在も忘れてはなりませんね。そもそも、汗には皮脂が含まれています。

汗は高まった体温を下げたり、皮膚の汚れを洗い流してくれたりします。しかし、皮脂量や老廃物の多い汗をかくと、雑菌がわいて、酸っぱい臭いが発生することがあります。

若い人は、どちらかというとこの「汗」による臭いのほうが大きいかもしれません。歳をとってきたり、ストレスを多く溜めるようになると、「汗」というよりは「皮脂」による臭いが目立つようです。

対策5つ

酸化した皮脂は落とし、今後もなるべく肌の環境を整えたいものです。そこで5つの対策をお伝えしましょう。

  • 洗顔をきちんと行う
  • 保湿を心がける(特に乾燥性脂性肌の場合)
  • ストレスを発散する
  • 体調に気を遣う
  • 汗は小まめに拭き取る

それでは、ひとつずつ解説していきましょう。

洗顔をきちんと行う

洗顔

誰が何と言おうと大事なのは「洗顔」です。上のほうで述べましたが、皮脂は5,6時間で酸化します。つまり、そのくらいのスパンで洗顔を行うのが理想!・・・と思いますよね。

しかし洗顔ばかり行うと、次のような弱点がありませんか?

  • 皮脂が過剰に取れすぎて乾燥肌になるのでは?
  • そもそもメイクをしているからそんなに無理!
  • めんどくさい!

そうです。特に「乾燥性脂性肌」(肌の奥が乾燥していて、緊急バリアのための皮脂がたくさん出るような肌)の場合は、洗顔のしすぎは乾燥肌の悪化を招きます。たとえ「真の脂性肌」であっても、洗顔のやり過ぎは肌を傷める原因にもなります。

また、洗いすぎて皮膚の善玉菌を洗い流しすぎると、環境バランスが崩れ、雑菌を寄せ付ける原因にもなります。そんなんでは、なかなか酸化・臭いの解決には至りませんね。

ですから、洗顔は朝・晩2回(多くてもプラス1回)くらいにしておくのが良いでしょう。そして、皮脂やニキビなど、脂性肌特有の環境に訴えかけてくれるような洗顔石鹸を使うことをおすすめします。が、保湿成分入りの低刺激性のを選びましょう。

 水洗顔で済ませる、といった方法を思い付いた人はいないだろうか。もしそうなら、是非「脂性な肌にとっての水洗顔の長短はどう?おすすめなのか?」の記事をご覧になってほしい。中には、水洗顔に切り替えたことによって肌の調子が良くなったという人もいる。だが一方で逆効果も懸念される。まあその記事をご覧になるなら、あくまで参考程度にとどめてもらいたい。

保湿を心がける

保湿

洗顔の次に大切なケアが、保湿です。肌をすこやかに保つためにも、欠かしてはなりません。特に「乾燥性脂性肌」の場合、保湿を怠ることは自傷行為に等しいほどだ、と当方は考えています。

化粧水はもちろんのこと、乳液やクリームまで使ってしっかり肌を保護し、肌を整えていきましょう。肌が整うことで、皮脂コントロールや乾燥対策にもプラスになります。これは是非覚えておいてくださいね。

むろん、「真の脂性肌」の人の場合も、保湿は大事です。ただ、油っぽい化粧品は不快感を増したり、さほど効果が得られないばかりか余計に肌がギトギトになってよろしくありません。さっぱりタイプの化粧水を用いることをおすすめします。

ストレスを発散する

ストレス発散

無駄な皮脂の増加、無駄な発汗、常在菌バランスの崩れ・・・。

こういったものは、ストレスの影響により発動しやすいものです。皮脂の酸化や臭いを防ぐには、「ストレスをいかに発散し精神状態を良くするか?」というのも、スキンケア同等に大切なタスクなのですね。

ストレスを溜めるほど、肌は臭くなりやすくなります。肌の事情作用が鈍るし、ニキビもできやすくなったりします。

でも、いざストレスを発散しようとしても、なかなか難しいのが実情でしょう。そこで、当方なりに考えたストレス解消法を「ストレスによるニキビの対策」の記事にてご紹介しているので、良かったらご覧ください。

ストレスは、食生活や睡眠生活とも直結しているので、そちらの改善も、可能な限りやってみましょう。

体調に気を遣う

健康チェック

「美容の異変は健康の異変」です。これはもう、常識とも言えます。皮脂が過剰に分泌されているなら、体の調子は悪くないだろうかと、一度考えてみると良いでしょう。

神経の病気、内臓の病気などがあるだけでも、皮脂の分泌具合は変わってくるし、毛穴に溜まる老廃物の量も変わってきます。これすなわち、皮脂や老廃物の酸化加減とも関係してくるというわけです。皮膚の常在菌バランスについても、健康面と深く関わっていますね。

必ずしも体調に異変があるわけではないですが、知識としてひとつ、持っておくと良いと思います。

汗は小まめに拭き取る

汗を拭く

上のほうで説明したように、汗の中には老廃物や皮脂が混じっています。流れ垂れる汗を放置すると、その分、肌・毛穴が不浄になりやすいものです。

特に夏場、汗をかいたら小まめに拭き取ることが大切です。冬でもそうで、自律神経の働きが乱れている人は、多汗になる傾向にあります。すると皮脂量の多い汗が出たりして、不浄な肌になりやすくなります。

素材の良いタオルやハンカチ等を常に持ち歩き、過剰な汗は拭きとるように心がけましょう。

 制汗剤を塗って、無駄な汗を抑えるといった方法もある。元々汗っかきの人には大変効果のある方法かもしれない。制汗剤といっても、よくあるスプレータイプやシートタイプはおすすめできない。スプレーだとムラができるし顔にはちょっと使いづらい。またシートの場合はこすってしまうことで負担になりやすい。当方が良しとするのは、制汗ジェルを使った方法だ。保湿スキンケア感覚で塗れるので、使い勝手も非常に良いと思うが、いかがだろうか。

 ジェル制汗剤についてはサラフェのサイトへ:「顔汗予防にサラフェ

こんな方法はやめましょう

酸化して黒ずみやくすみや角栓が気になってきたとき、どうしてもやりたくなってしまう行為というのがあります。それをいくつか今からご紹介します。

もしすでにやっているなら、今日を限りに終わりにしましょう。上でご紹介した対策をしなかったとしても、これだけは最低限、どうか守ってください。

  • ごしごしこすっている・削っている
  • 油取り紙を使いすぎている
  • 毛穴パックを使いすぎている
  • ピーリングをしすぎている

だめったらだめよ

では、ひとつずつ解説していきましょう。もう少しで終わるので、頑張って読んでみてくださいね。

ごしごしこすっている・削っている

黒ずみやくすみが気になると、思わず強く洗顔してしまったり、爪でガリガリやってしまったりと、肌に刺激になることをしてしまいがちです。

でも、そういう行為は絶対にしないようにしましょう。毛穴が開いてしまったり、乾燥肌や敏感肌になったり、ますます肌機能が整わない原因になりうるためです。

したくても「我慢」!こすったり削ったりは厳禁です。

油取り紙を使いすぎている

油取り紙は便利ですよね。常に携帯している方も少なくないと思います。見かけによらず皮脂を吸収します。皮脂が多い人だと、紙が鼻などにベロッとくっついたりしますね。

たまにやる分には良いですが、しょっちゅうやるのは禁物です。少なからず皮膚をこすることになり、粘膜に傷が付く原因となりうるでしょう。あと、ティッテュを油取り紙代わりに使っている方は、ティッシュは絶対に控えてください。あまり吸脂性が良くないため、メリットがあまりありません。

この辺は、皮脂量や肌の強さによっても変わってくるので答えはありませんが、当方は、油取り紙をおすすめしません。

毛穴パックを使いすぎている

毛穴パックはヤミツキになります。酸化した黒い角栓がゴソッと抜けるので、とても気持ちが良いものです。当方は、中学生時代にちょっとだけハマっていたことがあります。

でも、自分の肌が傷んだり毛穴が広がったりするという影響を知るには、毛穴パックは十分すぎるほどの威力を持っていました。半月に一回くらいに正しい方法でやるならまだしも、日常的にやったら逆効果なのです。

たしかに一回で角栓やくすみは取れますが、粘膜まで剥がれたりして皮膚の色が変わったり、必要な皮脂まで取り除いてしまって乾燥肌になってしまったりと、あまり良いことはありません。

ただ、高価な毛穴パックで100%正しく使うなら、また違う結果になる可能性はあります。が、そこにはリスクも伴っていることを忘れてはならないと思いますね。

ピーリングをしすぎている

注) ピーリングとは、ピーリング剤等を用いて古い角質を剥がし落とし、肌のターンオーバーをサポートするスキンケアのことをいう。「剥がす」という意味を持つ“peel”(英語)から来ている言葉だ。

ピーリングは、週1回くらいのスペシャルスキンケアとしてやる分には大変有効な方法かもしれません。しかし、これもやり過ぎは禁物です。

極端な表現をすると、肌の表面をガリガリと削るわけです。もちろん実際はもっとミクロのお話になりますが、そんなようなことが肌で起きていると考えると、「やり過ぎはいけない」ということに嫌でも気付けますね。

黒ずみやくすみが気になるたびにやらないようにだけ注意しましょう。

肌を育て、内側から美しく

インスタントな方法で、酸化した皮脂や臭い皮脂や垢を取り除くのは、一見、大変気持ちの良い方法かもしれません。しかし、即効性のあるものほど、その分デメリットも多く隠されていることを認識することが大切です。

今回お伝えした5つの対策。もう一度挙げてみましょう。

  • 洗顔をきちんと行う
  • 保湿を心がける(特に乾燥性脂性肌の場合)
  • ストレスを発散する
  • 体調に気を遣う
  • 汗は小まめに拭き取る

これらを地道にやり通すことで、本当の安定肌を手に入れることができるはずです。もちろん「絶対」ということは万事ありえないと思いますが、これらの対策こそ、当方が考える理想の方法です。

きっと多くの人は「めんどくせ!」と思うかもしれませんね。でも、面倒がかかった分、その恩恵は大きいでしょう。インスタントな対策では、花のような “ はかなさ ” で終わってしまう気がします(もちろん、それも正しい方法で執念深く続けていけば良いかもしれませんが)。

礎を築き、肌を育て、内側から支えられた強い肌を目指してこそ、やはり意味があるのではないでしょうか。


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