なぜ口の下や小鼻に角栓ができる?もしかして多皮脂?

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口や小鼻の角栓

鏡でよく見たら、口の下や小鼻に角栓ができているではないの!といった経験はありませんか?ハッキリ言ってうっとうしいですよね。「このまま悪化してしまったら誰にも会いたくない!」と思う人もいることでしょう。

人と会話するとき、口元はとても大切なところです。目を合わせるのが苦手な人たちは、よく口元やその下のあたりに視線を向ける傾向にあるので、その角栓だって見られる可能性大なのですね。鼻だって視界に入りやすいでしょう。

そこで今回は、そんな角栓をどうにかしたい!という人に向けて、原因や対策をお伝えしたいと思います。ちょっと長くなりますが、今後のスキンケアのためのヒントにしてほしいなあと思います。

原因

角栓というのは、要するに毛穴の詰まりです。皮脂や古い角質、老廃物などが混ざり合い、それが毛穴の中に溜まって外に顔を出しているといった感じですね。そうなってしまう大きな原因は、

  • 毛穴に皮脂が溜まりやすい状態になっている

です。また、皮脂の分泌に加えて、

  • 皮膚が固い
  • スキンケアが行き届いていない

といったこともあいまって、角栓ができやすくなります。では、もう少し詳しく見ていきましょう。

毛穴に皮脂が溜まりやすい状態になっている

皮脂も古い角質も老廃物も自然と生じうるものですが、皮脂に関して言うと、

  • 「脂性肌」である
  • 「隠れ乾燥肌」である
  • 「皮脂コントロール」が乱れている

といった要因のせいで、たくさん分泌される傾向にあります。確率的に、皮脂の量が多ければ多いほど角栓ができやすくなります。

3つの要因のうち「脂性肌」というのは、その名のとおり皮脂がたくさん出てテカリに悩まされやすい肌です。そして「隠れ乾燥肌」というのは「乾燥性脂性肌」(オイリードライ肌)のことで、肌が乾燥から自分を守ろうとして皮脂をたくさん出す状態です。

「脂性肌」や「乾燥性脂性肌」についてのお話は、「乾燥肌か脂性肌かあなたはどっち?違いと見分け方のまとめ」の記事にまとめてあるので、気になる方はぜひお読みください。

それから「皮脂コントロール」の乱れですが、これはいわば、上に挙げた「脂性肌」や「乾燥性脂性肌」のことも指しますし、敏感肌になっていたり何らかの病気になっている、といったことも指します。

特定はできませんが、成人女性は「乾燥性脂性肌」であることが多い傾向にあります。思春期の人や成人男性の場合は、もっと(真の)「脂性肌」の割合が増えるかと思います。

皮膚が固い

皮膚が固い

肌の老化が進んでいくと、皮膚はどんどん固くなっていきます。弾力性のない毛穴だと、角栓ができやすくなると言われています。

では何が要因で老化が進んでしまうのか?というと、

  • 加齢による身体の衰え
  • 乾燥肌、敏感肌
  • ストレスや疲れ
  • 悪い生活習慣(食事、睡眠)
  • その他、あらゆる刺激

などが挙げられます。

今回話題にしている口周りや鼻というのは、目の周りなどに比べて比較的皮膚が厚く、毛穴も固くなりがちです。元々角栓ができやすい部位なので、老化が進めばなおさら角栓が目立つようになります。

スキンケアが行き届いていない

角栓というのは毛穴の汚れです。その汚れを取り去るためのスキンケア=「洗顔」 が行き届いていないと、毛穴はますます汚くなっていきます。

洗顔と同じくらい大切なのが、「保湿」。保湿を怠っていると、毛穴が固くなっていく可能性が大きくなります。また、先ほど挙げた「乾燥性脂性肌」というのも、「保湿」の不足が要因となっていることが多いでしょう。

 「乾燥性脂性肌」ではなく「脂性肌」の場合も「保湿」を怠ってはならないが、油分の点で違いがある。まあ、今の時点では何のことか分からなくて大丈夫だ。後ほど対策の項で解説する。

絶対にやってはならないケア

絶対にやってはならないケア

角栓が目立つと、どうしてもやりたくなってしまうケアが以下のとおり。

  • 毛抜きやピンセットなどで引っこ抜こうとする
  • 毛穴パックに頼ろうとする
  • 洗顔時にゴシゴシとこする

当方も、小鼻の角栓が気になったとき、爪を立ててカリカリと取ろうとしたことがあります。しかし、無理に取るような行為は「絶対に」やってはいけません。

理由は単純で、肌が傷付くからです。肌老化の要因のひとつに「刺激」があります。かなり慎重に肌に触れずに引っこ抜けるならまだしも、肌に触れるようなことがあったらいけません。

洗顔も(後ほど解説するように)大切ではありますが、角栓のある部位をゴシゴシこすってしまうと刺激になり、余計に症状が悪化します。

無理に取ると、余計に毛穴が目立ったり角栓ができたりする! 

また、

  • 皮脂を無暗に取り除こうとする

というのも、実はダメなのです。

「毛穴パック」や「洗顔のしすぎ」もそうですが、ほかに「油取り紙」の使い過ぎというのも、必要な皮脂を減らしてしまう要因です。「私は皮脂が多いから」といって皮脂を無暗に取り除くのは避けましょう。皮脂だって、肌を外的刺激から守るために必要なんですよ。

皮脂は必要なもの!多いのもNGだが取り除きすぎもNG!

対策

角栓対策では、ネット上では次のような情報が錯綜しています。

 
【説1】肌断食をしましょう。洗顔料は使わず水洗顔で。保湿も減らして自然体でいこう!食事や睡眠には十分気を使っていきましょうね。

【説2】クレンジング・洗顔と保湿が命です。もちろん食事や睡眠に気を使うことも大切ですが、スキンケアの仕方によって角栓の未来は変わるでしょう。

 

ざっくり2つに分けると以上のような感じです。さて、あなたはどちらが正しいと思いますか?

答えは「どちらも正しい」です。実際にどちらの説にも成功者はいます。自分に合った方法であれば、それが最も効果が出る方法なのです。

でも、正直言って迷ってしまいますよね。そこでここでは、ずばっと【説2】のほうの論調で進めていこうと思います。そこでやってみたい対策は、以下のとおりです。

  • 朝・晩、欠かさずに洗顔を行う
  • クレンジングは抜かりなく
  • 肌質に合わせて、保湿を入念に行う
  • 生活の改善を行い、内側からケアを
  • 忍耐と長い目を持つ

それでは、ひとつずつ解説していきましょう。

朝・晩、欠かさずに洗顔を行う

洗顔

もう一度おさらいすると、角栓は「毛穴の詰まり」ということでしたね。要は「汚い」のです。皮脂と角質と老廃物の塊です。

その塊はちょっとやそっとのことでは抜けません。抜いてもいけません。肌の自浄作用を整えて自然に抜けるのを待ちつつ、洗顔で肌の清潔さを保つことが肝心です。

「朝も洗顔が必要?」と思う人もいると思いますが、朝起きたときは、睡眠中のターンオーバーにより垢が付着しています。汗や皮脂も、(目に見えなくても)噴出しているので、肌はとても汚い状態なのですね。

洗顔は、洗浄力がありながらも「低刺激性」の洗顔料を使っていくと良いでしょう。毎日朝・晩、欠かさずに行っていってくださいね。

 洗顔反対派は、おそらく「洗顔=刺激になる、乾燥を悪化させる」といったことを理由に反対しているのだろう。それも一理ある。先ほど上のほうでは「洗顔はゴシゴシやらない」「皮脂は大切」といった話をしたが、まさにそこを重視しての論調と言える。だが、当方は洗顔をおすすめしている。刺激にならないようにやれば良いのだ。乾燥悪化は致し方ないが、その汚点は「保湿」というケアによって潰せると考えられるからだ。

クレンジングは抜かりなく

クレンジング

角栓の汚れの成分には、実は「メイク残り」というのも含まれています。日頃油分の多いメイクをしている人は、余計にその傾向にあると思います。

夜の洗顔前には、必ずクレンジングをしっかりと行うようにしましょう。ただ、こすらずに丁寧に。クレンジングの効率を高めるためには、メイクアイテムを選び直したり、メイクをもっと薄くしたりする工夫も有効かと思いますね。

クレンジングと洗顔を同時に行うためのアイテムを使うというのも時間短縮になるでしょう。例として、毛穴対策向けの「マナラ」というものがあります。是非使ってみてはどうでしょうか。

肌質に合わせて、保湿を入念に行う

保湿

「脂性肌」であっても「乾燥性脂性肌」であっても、「保湿」は大変重要な役割を持っています。なぜなら、保湿は肌の機能を整えてすこやかに保つための重要なスキンケアだからです。

ただ、その両者では多少違いがあります。

真の「脂性肌」の場合はサラッとした水気の多い化粧水による保湿が良い(油分の多いクリームなどを使うと悪化することがある)、「乾燥性脂性肌」の場合は油分のある乳液やクリームまで使った頑丈な保湿が良い、と言われています。当方もその意見と同じです。

いずれにしても、洗顔後にすぐ行うことをおすすめします。洗顔後は肌が素っ裸になってしまっているので、早く潤したいですね。それに洗顔後は保湿成分が浸透しやすくなっています。

 皮脂の多い肌におすすめ保湿アイテム一覧はこちら

 ただ、保湿ばかりやっていても効果は見込めない。それどころか「過保護」になってしまい、肌自身が自らうるおおうとする力を失ってしまうことにつながる。それではいけないので、例えば「朝・晩+どこかで一回」といった感じで回数を決めて行うようにしよう。むやみやたらに保湿していては意味がない。きちんとビジョンを持ってケアしてこそ意味がある。

生活の改善を行い、内側からケアを

老化に対抗しながら肌のターンオーバーを整えていくには、絶対に生活改善は欠かせません。食生活の改善、睡眠生活の改善、そして精神面(心)のケアなど、やることは色々です。

これぞ、普通のスキンケアに比べて「めんどくさい」です。それに、「物理的に無理だ」という人もいるでしょう。特にストレスなんて、好きで溜めているわけではないですものね。

皮脂を抑えるための食事を考えている人は、「脂性肌なら食べるのを控えておきたい食べ物」の記事を参考にしてみてください。ストレスに関しては「ストレスによるニキビの対策」の記事内におすすめの解消方法が書いてあります。

忍耐と長い目を持つ

角栓ケアには、とにかく時間と労力がかかります。美容外科などに行ってお金さえ払えば簡単に取り除くことができるかもしれませんが、それでも、角栓を予防していくには労力がかかります。

角栓ケアばかりではないですが、スキンケアには「忍耐」と「長い目」が必要です。自分なりの対策法を決めたら、

  • ブレずにとことん続けていく
  • 経過観察しながら、必要があれば微調整する
  • 意味を分かって対策に取り組む

ことが大切です。ネット上には、先ほどの【説1】【説2】だけでなく、もっと色々な情報が錯綜しています。一つの方法を試して一週間もしないうちに「ダメかも」と弱気になると、別の方法に浮気してしまうのも無理はないでしょう。

でもそれではいつまで経っても「堂々巡り」をする(あるいは「悪化」)してしまいます。対策に正解が無いのも確かですが、長い目を持ちながら「実験」をするかのごとく続けていかないと、その方法が自分に合っていたかそうでなかったかも判断できません。

ぜひ「忍耐」と「長い目」を持ってケアを続けていってくださいね。

口や鼻は刺激を受けやすい部位

口や鼻というのは、実に刺激を受けやすい部位だということはご存知でしたか?

口は体の入口

口は体の入口

人間は皆、食べ物や飲み物を口から体内へと取り込みます。目で食べますか?しませんね。では鼻で飲みますか?不可能ではないけどしませんね。

そう、口は食べ物や飲み物の関門。それだけ摩擦を受けやすい部位です。食べ物には塩分や香辛料が含まれていたりもします。よって刺激となって肌荒れを生じやすいのです。皮脂・化粧品による保湿バリアが剥がれやすくもあります。

また、口内には唾液が出ます。舌で口の周りをなめまわしたりすると、敏感な人はそれだけでかゆみを発します。睡眠中のヨダレも意外に厄介で、口の下に垂れていき肌荒れが生じることがあります。

このように、口の下や口周りというのは、顔の中でも環境が悪くなりやすい部位と言えましょう。だからといって直接角栓につながるかといったら定かではないですが、気を付けるに越したことはありません。

鼻はつまみやすいしいじりやすい

鼻をいじる

一方、鼻というのは顔の中でも突出している部位。つまんだりこすったりしやすいですね。鼻くそをほじる人も多いでしょうし、鼻をかむときにティッシュを当ててブシューッとやる人も少なくないでしょう。

そのように、意外に鼻も外的な刺激を受けやすいところです。

つまんだりこすったりすれば、手に着いた細菌が付着して炎症を引き起こすことがります。そもそも、触るという行為自体、皮膚の粘膜には負担ですね。鼻をかむ際も、なるべく皮膚に刺激を与えないよう、気を付けてやるようにしましょう。

 ただ、この辺のことを気にし出すとキリがないので、ホドホドに。余計なストレスを抱えてはいけない。「そういうこともあるんだ」と、頭の片隅に置いておくだけでOKだ。

角栓って一体何?ニキビ予備軍!?

これで最後なので、あと少し頑張って読んでみてください。

角栓は毛穴の詰まりでしたね。でも厳密に言うと違うんです。

角栓というのは、狭義では「角質の剥がれかけ」のことを意味し、広義では「皮脂詰まりをはじめとするコメドやニキビ予備軍」のことを言います。言葉の意味合いは、使うシーンによって微妙に変わったりします。それが生きた言葉というものです。

今、「ニキビ予備軍」と書きました。

そうなんです。角栓(いわゆる毛穴詰まり)というのは、そのまま放置すると「ニキビ」と化してしまう可能性があるのです。ニキビとは、毛穴の詰まりが悪化して突出した「白ニキビ」から、アクネ菌により炎症を引き起こした状態の「赤ニキビ」などがあります。

ニキビとなってしまうと、またケアも大変です。そうならないように、あらかじめケアをしっかりやっていきましょう!角栓はニキビ予備軍なんです。

では、今回お伝えした対策をまとめて、今回は終わりとしたいと思います。

  • 朝・晩、欠かさずに洗顔を行う
  • クレンジングは抜かりなく
  • 肌質に合わせて、保湿を入念に行う
  • 生活の改善を行い、内側からケアを
  • 忍耐と長い目を持つ

以上です。ご健闘をお祈りします。

 
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