まぶたの皮脂の原因は乾燥か何?ニキビや失明の危険性も?!

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まぶたの皮脂

まぶたの皮脂は、とても厄介ですね。頬のように平らな感じではなく、筋があったり入り組んでいたりして、ケアも非常にしづらい部位かと思います。アイメイクをするときも、その皮脂が原因で にじんでしまったりすることもあるでしょう。

そこで今回は、まぶたの皮脂の原因や対策についてのお話をしようと思います。ケアやメイクに困っている方は、是非参考にしてみてくださいね。

皮脂腺とマイボーム腺

皮膚には、通常「皮脂腺」というものが多く点在しています(毛穴の中にあります)。毛穴からジワジワとでてくるあの油こそ「皮脂」。テカリ、ベタツキ、ニキビなどの原因となります。

皮脂というのは、体質やストレスなどによってもたくさん出てくることがありますが、特に成人の場合は「乾燥性」の皮脂(つまり乾燥してしまった肌を守るために分泌される皮脂)で悩まされる人が多いものです。

当然、目の周りにも皮脂腺があるので、それでまぶたがテカってしまうことがあると思います。

さらに、まぶたには、皮脂腺の一種である「マイボーム腺」というものがあります。ご存知ですか?なかなか聞き慣れない言葉ですね。上下のまぶた、非常に目に近いピンクっぽいところにあります。

マイボーム腺

マイボーム腺に毛は生えていませんが、涙の蒸発を防ぐために脂(あぶら)が出ています。

以上のように、まぶたは皮脂腺とマイボーム腺の両方の脂の影響を受けやすい部位というわけです。主に、目から少し離れたところが皮脂腺からの皮脂、目の近辺がマイボーム腺からの脂にさいなまれやすいかもしれませんね。

まぶたのテカリやベタツキは「皮脂腺の皮脂とマイボーム腺の脂」の両面から原因を考えましょう。

★ なお、ここからは、基本的に「皮脂腺の皮脂」も「マイボーム腺の脂」も、統一して「脂」と表記します。

なぜ脂がたくさん出る?

では、脂がたくさん出てしまう原因とは何でしょうか。皮脂腺の脂にせよマイボーム腺からの脂にせよ、過剰分泌されてしまうのは以下のことが影響しているかもしれません。

  • 乾燥、刺激
  • 体質
  • 老化などによる脂コントロールの乱れ
  • 不摂生やストレス
  • 間違ったケア

特定は難しいですが、こういったものが絡み合って生じるのではないかと思います。ここで1つずつ説明していくことにしましょう。

乾燥、刺激

乾燥肌

まぶたや目の周辺などが乾燥することで、脂がたくさん出てくることがあります。それは、「乾燥肌なのに脂性でテカる!5つの対策と化粧水の選び方」の記事にもあるように、さらなる乾燥や刺激から守るためです。

主に太平洋側では、冬は空気がすさまじいほどに乾燥します。夏でも、冷房の効いた部屋ではすこぶる乾燥します。乾燥は肌の大敵です!

ほか、目の周りをこする回数が多かったり、アイメイクやコンタクトレンズの装着などでまぶたをいじることの多い人は、それだけ肌も傷みやすくなります。すると何らかの不調が生じてもおかしくないでしょう。さらには、花粉や黄砂などによる刺激も不安要素かと思います。

 アイラインやマスカラなどを、目の玉ギリギリのところまで塗っていたりはしないだろうか。オシャレをするのも大事だが、マイボーム腺を塞ぐようなことは避けるべきだ。なお、目に合わなかったり使用期限を過ぎているコンタクトレンズのせいで目の周りが炎症することもあるため、ついでに注意しておこう。

体質

元々脂が出やすい人とそうでない人とがいます。これは生まれつきの要素なので、仕方がないことです。性別でいえば、男性は元々脂が出やすいですね。

また、「体質」と一口に言っても、成長してくる過程で築かれた体質というのもあるかと思います。この点を掘り下げると非常にややこしく膨大な情報量が必要となってくるので、ここでは割愛しましょう。

老化などによる脂コントロールの乱れ

人間は誰しも老けていきます。いくら気を付けていても、不老不死の薬を飲まない限り老化していく運命です。

体や肌のあらゆる機能が低下していきますが、脂コントロールというのも乱れやすくなってきます。若くて健康な状態であれば、必要な量の脂を必要なときだけに分泌するのですが、機能が乱れてくると減ったり増えたりします。

マイボーム腺からの脂が減ると、目が乾いてドライアイになることもあります。皮脂腺からの脂が減ると、これまたまぶたが乾燥したり刺激に負けやすくなってしまいます。

 脂の働きについては「皮脂とは?汗とは?これらの明確な違いとは一体何か?」にも書いてある。それを読んでいただくと分かると思うが、脂といっても何も悪いものではない。むしろ必要なものだ。ただ、過剰に出てしまうのがいけないというだけだ。脂の過剰分泌による悪影響については後述する。

不摂生やストレス

不摂生とストレス

食生活が乱れていたり、睡眠の質が悪かったり、ストレスを溜め込んでいたり・・・。こういった状況は、体の機能に影響を及ぼしたり、自律神経の働きを乱したりし、脂の増加につながってしまうことがあります。

特に今の日本は慌ただしく、身も心も休まることがないくらい皆一生懸命ですよね。それを頭ごなしに「悪いこと」とレッテルを貼ってしまうのはいけないですが、肌や体に悪影響を及ぼすのは事実です。

いくら肌のお手入れを頑張っていても、この生活面・精神面に黒い部分があれば、なかなか脂過多は改善されないかと思います。

 食べ物に関して言えば、「脂性肌なら食べるのを控えておきたい食べ物 厳選の10種」に書いたような食べ物を中心に食べている人は脂が出やすい傾向にあるだろう。心当たりはないだろうか。

間違ったケア

まぶたの乾燥を招いてしまうようなケアをしていると、脂が過剰に分泌されることがあります。

洗顔のしすぎがまずひとつ。そして、脂が気になるからといって保湿を怠ったりすることでも、乾燥を招いてしまって脂がジワジワ・・・なんてこともありえます。

ニキビはもちろん、失明の危険性も

脂が多いと、皮脂腺やマイボーム腺に汚れとともに詰まり、角栓(脂の塊)やニキビとなることがあります。皮脂が大好きなアクネ菌が襲来することで、炎症が生じ、赤ニキビや腫れ物のようになってしまうことも。

まぶたは入り組んだ部位だからこそ治しにくいため、一度悪化すると慎重なケアが必要となってくることでしょう。

さらに、マイボーム腺が存在する目の付近に出来物ができたりすると、結膜炎になったり、瞳を傷つけて視力低下をもたらすこともあります。さらに悪化すると「失明する危険性がある」ということも視野に入れておくべきでしょう。

 まあ、まぶたの脂ごときで「失明」まで考えるのは少し大げさかもしれない。が、確率は0ではないため、今後のためにも一応頭の片隅に置いておいてほしい。

対策(セルフケア)

お待たせしました。ここからはセルフケアによる対策をお伝えしましょう。まぶたの脂が気になるときは、先ほどお伝えした原因に合わせながら、以下の対策を練っていきましょう。

  • 洗顔をしすぎず、保湿をしっかりと行う
  • 油っぽいメイクはせず、マイボーム腺を埋めない
  • メイクやコンタクト装着時は優しく丁寧に
  • 目をむやみに掻いたりこすったりしない
  • 生活改善やストレス解消に努める

では、1つずつ解説をしていきましょう。

洗顔をしすぎず、保湿をしっかりと行う

保湿

洗顔はあらゆるスキンケアの中でもベースに位置します。でも脂が気になるからといって、念入りに洗いすぎるのはいけません。洗いすぎは乾燥を招いてしまいます。

特に、アイメイクが濃い人は、目の周りのクレンジングを特に入念にやると思います。もちろん落とさずに一日を終えるのは言語道断!ですが、なるべく最小限の労力で洗い落とすことができると良いですね。

それから何と言っても肝心なのが、保湿です。脂っぽいと「うるおいなんかいらねぇ!」と考えてしまう人もいますが、思春期でない限り、たいていは「乾燥性」の多皮脂だったりします。きちんとうるおいを与えてあげましょう。特に洗顔直後が有効です。

皮脂が気になる人のための保湿アイテムについては、「皮脂が多い肌(乾燥性も含む)におすすめの保湿アイテム」の記事をご覧ください。

油っぽいメイクはせず、マイボーム腺を埋めない

油分の多いメイクは避けるようにしましょう。ベタツキやテカリの原因となるばかりでなく、クレンジングのときに落としにくいというデメリットがあります。落としにくいということは、洗いすぎによる乾燥・刺激を招いてしまいますね。

かと言ってサラサラしすぎたものを使えば、こんどは皮脂などによってにじんでしまいます。そのため、メイクアイテムを買う際に、専門の店員に直接尋ねてみると良いでしょう。脂の状況、にじみ方、好みなど人それぞれだと思うので、その方法が一番です。

目を大きく見せるためのアイライン(インサイドアイライン)を引く際は、マイボーム腺を埋めないようにしましょう。つまり、引かないのが一番!

マイボーム腺

「え!インサイドアイラインができないなら女性としての魅力が半減しちゃうよ」と思った方は、別の方法で工夫してみるか、先述したリスクを把握した上でインサイドアイラインを行いましょう。

メイクやコンタクト装着時は優しく丁寧に

メイクをするときやコンタクトレンズを装着するときは、まぶたを引っ張ったりこすったりすることがないように、優しく丁寧に行うことが大切です。

メイクならば肌への乗りや発色が良い物を使ったり、アイメイクが乗りやすいようなメイク方法を考えてみる必要がありますね。ネット上で調べてみると色々出てきますが、実際に化粧品ショップで「体験」できるなら、一度プロにやってもらうと良いでしょう。

コンタクトレンズは、眼科で処方してもらうのが一番。目に合っているものを使うことが肝心です。

目をむやみに掻いたりこすったりしない

こすらない

目やまぶたに汗や脂が流れ込んでくると、かゆくなったりしみたりしますね。そのとき、思わず掻いたりこすったりしてしまうことがあると思いますが、なるべくそうしないように気を付けましょう。

目ヤニが意外に注意で、一生懸命取ろうとして、知らず知らずのうちにまぶたを傷つけてしまうことがあります。丁寧に、そして慎重にお掃除しましょう。

生活改善やストレス解消に努める

皮脂腺やマイボーム腺の機能をなるべく安定させてやるためにも、体や心の状態を改善することが大切です。栄養バランスのとれた食事を規則正しくとり、質の高い睡眠をとり、ストレスや疲れをしっかりと落としていきましょう。

 とは言っても、なかなか難しいだろう。「やれたら苦労しないっつーの!」と怒りたくなる人もいることと思う。でも、やれることからで良いので、対策を練ってみよう。例えば、睡眠なんかはほんの少しの心がけで改善される。時間がある方は、是非「寝不足はダメ!ニキビは睡眠と深くかかわっているんだよ!」を参考にしてみてほしい。

もし塊やニキビ・炎症が生じたら

病院

まぶた(特に目に近いところ)に、脂の塊のようなものやニキビ・炎症と思われる症状が見られるようになったら、セルフケアを勧めていく前に、皮膚科や眼科で診てもらうようにしてください。

そういったものが目を傷つけてしまうと、視力低下や失明へと繋がってしまうこともあります。

これは極論かもしれませんが、何かが起きてからでは遅いので、もし気になるようなことがあったら、躊躇せずに皮膚科や眼科にかかるようにしましょう。

目の周りは非常に薄いので、より注意してケアを続けよう

目の周りの皮膚は、とにかく薄いです。シワやたるみも真っ先に狙ってくるし、乾燥もしやすく刺激も受けやすく、日頃のケアの良し悪しがもろに現れやすい部位だと言えるでしょう。

だからこそ、何か気になったときは病院へかかるべきだし、メイクも優しく丁寧にやるべきだし、日頃のスキンケアは絶え間なくしっかりとやり続ける必要があります。ケアを日課として体に染み込ませていきましょう。

さて最後に、おさらいがてら、今回お伝えした対策をまとめて終わりにしたいと思います。

  • 洗顔をしすぎず、保湿をしっかりと行う
  • 油っぽいメイクはせず、マイボーム腺を埋めない
  • メイクやコンタクト装着時は優しく丁寧に
  • 目をむやみに掻いたりこすったりしない
  • 生活改善やストレス解消に努める

いかがでしょうか。たかがまぶたや目の周りのことだけですが、やるべきことは濃厚です。疲れない程度に、楽しんでケアを続けていってくださいね。健闘をお祈りします。


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