紫ニキビ…とても厄介な皮膚悪魔の原因と治し方とは

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紫ニキビ

「紫」は、日本では古来より高貴な色として扱われていますし、西洋占いなどでも神秘的なオーラを持っています。でも、美容界においてはずばりマイナス的なイメージ。紫外線に紫ニキビに、あまり聞きたくない単語が浮かんできますね。

今回は、その紫ニキビについてのお話です。包み隠さずに言ってしまうと、その紫ニキビは非常に危険で厄介な状態にまで進化してしまっているニキビです。対処を間違えると、完全に跡に残ってしまいます。正しい対処であっても、治すのが大変です。

だからといって諦めるのは敗北と同じです。後悔先に立たず!やれる限りのことはやって、紫ニキビという皮膚悪魔に勝利することを目標に掲げようではありませんか。

紫ニキビとは

まず先に、紫ニキビというのは一体どのようなものなのか、ここでしっかりと把握しておきましょう。

 紫ニキビ
ニキビ内部で膿と血が混ざり、炎症が極限レベルに達して毛穴周囲までに及んでしまっているニキビのこと。結節性ニキビ、嚢腫(のうしゅ)ともいう。同じく危ないニキビとして黄ニキビ(化膿ニキビ)があるが、それよりも酷い状態といえる。

拙いですが、イラストにするとずばりこのような感じです。

紫ニキビ

見かけ上は、大きなニキビが赤紫色や赤黒色のような感じになっているものです。また、より炎症が広がってケロイド状(盛り上がって広がったり伸びたりしている状態)になっているものもあります。まるで酷い虫かぶれのような状態ですね。

悪化すればするほど、根治することは難しく跡に残ってしまいます。紫ニキビは、見つけ次第早急に対処すべきですし、もし新たにニキビができたら、有無を言わさず早急に治していくのが理想ですね。紫ニキビになる前の黄ニキビ(化膿ニキビ)があった時点で要注意です。

原因

では、なぜ紫ニキビになってしまうのでしょうか。原因として考えられるのは、主に以下のとおりです。

  • スキンケアを怠ったor誤った
  • 血行不良や代謝不良を招いている

細かいことを言い出すとキリがないので、とりあえず大きくこの2つを挙げてみました。では、ひとつずつ解説していきましょう。

スキンケアを怠ったor誤った

スキンケアを怠った、誤った

ニキビができても、「まあ自然に治っていくだろう」「面倒だからとりあえず様子見で」といったようにケアを怠ると、そのまま悪化してしまうことがあります。むろん、割と健康体であれば自然完治していくことも多いですが、運が良くないと、そのまま悪化してしまうわけです。

ニキビは通常白ニキビ(毛穴詰まりの強化版のようなもの)にはじまり、アクネ菌が襲来して赤ニキビになります。もう赤ニキビになった時点で炎症が始まっているので、紫ニキビになる土台が仕上がったも同然です。遅くともこの時点でケア・治療を急ぐ必要があります。

だからといって、赤ニキビを潰したりこすり落としたりすると、炎症がさらに広がってしまいます。セルフケアはとにかく優しく行いますが、同時に皮膚科等での治療に頼るのが無難でしょう。間違った方法では逆効果なのです。

また、ニキビがなくても、スキンケアの怠惰や誤りによってニキビができることがあります。それが紫ニキビにまで発展する可能性は低いかもしれませんが、0ではありません。できることなら、どんなに小さなニキビも作りたくないですね。

血行不良や代謝不良を招いている

血行不良、代謝不良

紫ニキビができるには、まだ条件があります。

紫ニキビというのは、毛穴内部で血と膿が混ざり、炎症も広がってしまっている状態でしたね。ということは、何らかの要因が働いて膿が消えず、また毛細血管も破れてしまったと考えることができます。

血行が良ければ代謝が上がります。肌の代謝が正常に働いていれば、膿は自然と消えていきます。しかし、血行が悪いと代謝も悪くなり、膿や炎症が残ってしまいます。

血行が悪いということは、体が何かしらの不健康状態に陥っているということなので、毛細血管も破れやすく、血液が毛穴内部に溜まりやすいともいえますね。むろん、炎症が広がった圧迫そのものによって内出血を周りに促していくこともあるでしょう。

あっさり言えば、紫ニキビというのは、ケアの怠りや誤りに加えて体の不調といった不運が招いた結果だということです。その不調の要因には、以下のものがあります。

  • 不規則な生活や睡眠不足、不摂生
  • 便秘やホルモンバランスの乱れ
  • ストレスや疲労

心当たりはないでしょうか?

昼夜逆転生活を送っていたり、睡眠の質が低下していたり、栄養の偏った食事をしていたりしていませんか。仕方なくそういう生活になってしまっている人もいると思いますが、やはり自律神経のバランスや血行・代謝を乱したりするのに繋がるので、対策を打ちたいところですね。

また、そういうのは、しつこい便秘やホルモンバランスの乱れ(生理不順などを含む)を招きやすいものです。すると、それによって肌のトラブルも起きやすくなる、といった悪循環に陥ります。

肌だけでなく、体そのものに老廃物を溜め込まない健康的な生活を心がけてみたいものですね。

 原因というのは実に様々で、特定は難しい。紫ニキビができてしまったことを嘆くよりは、早く対策を打って、どうにか解決へと事を運んでみたいものだ。以下にて治し方やセルフケアを順次解説する。ここまで読んで疲れた人もいるかもしれないが、気合いを入れて読んでほしい。

治し方、治療について

紫ニキビを一刻も早く治すには、この方法しかありません。

皮膚科等で治療を受ける

皮膚科

紫ニキビを治すためにやるべきことは、「皮膚科等を受診して適切な治療を受ける」ということです。非常に投げやりな言い方かもしれませんが、これには理由があります。

  • 素人の手には負えない
  • 間違えると悪化したり跡に残ったりする
  • 適切な治療であっても跡に残ることがあるほど紫ニキビは厄介

自分の手であれこれやっても、どこからどう手を付けたら良いのか分からないと思います。症状によっても対処の仕方が違ってくると思うので、自己判断は禁物。跡に残る可能性の高いニキビですから、これは専門家に頼るのが一番ですね。

 ちまたの民間療法もおすすめできない。お金と時間はかかるかもしれないが、医療機関できちんと医師に診てもらうことが大切だ。

主な治療方法

治療方法

紫ニキビの治療法で一般的なものは、「薬」による治療と「施術」による治療の2つがありますが、主に薬が重視されているようです。

副腎皮質ホルモン(ステロイド)注射を行って炎症を鎮めたり、抗生物質を投与してアクネ菌を殺すといった手法がとられることが多いみたいですね。ほか、「イソトレチノイン」というアメリカの薬を用いたり、CO2レーザーやフォトダイナミックセラピー(PDT)といった器具を使った施術となる場合もあるかもしれません。ほか、ホルモン治療を行う場合もあるそうです。

とにかく、薬や施術による治療は体に負担がかかります。あらかじめ、自分の体質や生活リズムなどを詳しく医師に話し、よく相談した上で適切な治療を受けるようにしましょう。

漢方薬を使うこともある

漢方薬を用いるところも増えてきているようです。漢方医学は東洋医学であり、「強制的に治す」という西洋医学的な考えとは違って、「体質改善により症状を遠ざける」といった点を重視しています。つまり、漢方薬を用いてニキビのできにくい体にするという手法です。

西洋医学の薬と違って劇的な効果はあまり無いと思いますが、他の治療法と並行できることも多く、意外に人気のある治療法かもしれませんね。当方も、別の症状があったときに漢方外来にお世話になり、しばらく継続したら気にならなくなりました。

「全員が全員ふさわしい」と豪語することはできませんが、漢方外来なども視野に入れてみるのも良いでしょう。

別の科も検討しよう

他の科を検討

ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れや心の病、深いニキビ跡や皮膚疾患などがあれば、皮膚科だけでは対応しきれないことがあります。

そういったものが大きな原因であると皮膚科医師が判断すれば、おそらく内科、婦人科、心療内科、精神科、形成外科といったところも、紹介状(診療情報提供書)を出して紹介してくれるかもしれません。

でも、もしニキビのことよりも遥かに悩ましい症状・不調があったら、積極的に他科を受診することを検討してみましょう。他科を交えて総合的に治療をしていくと、場合によっては効率良く治していけるかもしれません。

 紫ニキビがなかなか治らないと、それだけでも精神的にまいりやすいだろう。それがまたストレスとなり、悪循環。そうならないためにも、他科を受診したりセカンド・オピニオンを求めることをおすすめしたい。むろん、先にかかっている病院があるのなら、そちらでどんな治療をしているのか、ドクターの考え方はどうかなど、話せることは包み隠さずに話したほうが良い。失礼だと考えて内緒にすると不和が生じたり治療がうまくいかなくなることもありえるのだ。

大袈裟だと思わず、即行動しよう

「そんな、病院なんて大袈裟でしょ」と考える人もいるかもしれませんが、大袈裟ではありません。運良く自然に治るのを期待したい気持ちは分かりますが、何かがあってからでは遅いので、すぐにでも病院にかかりましょう。

セルフケア

治療を優先した上で、セルフケアも行っていきましょう。主なものは以下のとおりです。

  • 栄養バランスのとれた食事をする
  • ストレスや疲れはきちんと解消する
  • しっかりと体を動かす
  • 低刺激の洗顔を心がける
  • 保湿のスキンケアを心がける

ニキビの有無にかかわらず、これらはとても大切なことです。しかし、紫ニキビのある人なら、なおのこと意識したいものですね。むろん、医師との相談の上で行うべきかとは思います(特に洗顔やスキンケアに関しては)。

では、ひとつずつ説明していきましょう。

栄養バランスのとれた食事をする

我々の体は、食べ物を摂取することで作り上げられています。食べた物のとおりに体も変化するので、食事に気を付けることは肌トラブルを抑える上でも非常に大切なこと。ニキビがあるのならなおさらですね。

ニキビというのは、皮脂が毛穴に詰まることが原因のひとつにあるので、皮脂を多くしてしまうような油っこい食事は控えたいものです。そして間食もストレスにならない程度に制限して、食事は好き嫌いせずに色々とりましょう。

ストレスや疲れはきちんと解消する

ストレス発散

職場に嫌いな人がいたり先が思いやられることがあったり責任を負わされていたりすると、知らないうちにストレスや疲れが蓄積していき、自律神経も病んでいってしまいます。

定期的にストレスや疲れは解消していきましょう。「ストレスによるニキビの対策!少しでも楽に効果を出そう」の記事に書いてある方法も是非試してみてください。

また、睡眠も大事です。質の高い睡眠は、自律神経のバランスを整え、血行や代謝を安定させてくれます。忙しい人だとなかなか難しいかと思いますが、是非「寝不足はダメ!ニキビは睡眠と深くかかわっているんだよ!」の記事を参考にして、やれるところからやってみてください。

しっかりと体を動かす

運動

運動も大事です。普段あまり体を動かさない人は、意識的に体を動かすことを心がけましょう。ウォーキングなんかは手軽なのでおすすめです(ただ、紫外線をたくさん浴びることになるので、ニキビの症状によっては控えたいですね)。

また、仕事帰りに一駅分歩いたり、近くのコンビニやスーパーに行くときに歩いて行ったり、エレベーターを使わず階段を使ったりと、体を動かせるシーンはたくさんあるでしょう。

体を動かすことで気持ちも前向きになりやすいですよ。

低刺激の洗顔を心がける

紫ニキビの症状によっては何もしないほうが良いこともあるかもしれませんが、基本的には、肌は清浄に保っておくべきです。肌は、知らず知らずのうちに皮脂がにじみ出て、とても不浄な状態になっています。放置するとさらなるニキビを誘発します。

特に問題がなければ、必ず洗顔を行うようにしましょう。洗顔料は低刺激の物を使い、保湿成分が入っているものが良いと思います。そのほうが、肌への負担を少なくして洗い上げることができるからです。

保湿のスキンケアを心がける

保湿ニキビケア

紫ニキビの症状によっては、これも控えたほうが良いかもしれませんが、基本的に保湿のスキンケアも大切なタスクのひとつです。男女問わず、保湿をすることで肌がうるおい、整っていくからです。

特に、ニキビ予防をうたった「薬用化粧品」は、ニキビ肌の人やできやすい人にとって有用なアイテムになるのではないかと思います。普通の基礎化粧品と薬用化粧品との違いは、ずばり、ニキビ予防効果があるかないかなのです。薬用化粧品の例としては、「ルナメアAC」というものがあります。

 脂性肌のみならず、乾燥肌や敏感肌であってもニキビとの縁が近くなる。肌は乾燥させず、保護していこう。化粧品だけでなく、部屋の湿度調整なども大切だ。なお、湿度は60%くらいが肌に良い。是非湿度計とにらめっこして調節してみてほしい。

根気良く、でも無理をせず!

「治さなきゃ治さなきゃ」と躍起になることは大切なことですが、あまりに思い詰めてしまうと心に負担がかかります。ストレスはニキビの大敵ですし、ケアに対するヤル気だってそがれてしまいますね。

根気良くひたすら治療・ケアに専念しつつも、意識的に息抜きをしましょう。そして「治って美肌になったとき」のことを何度もイメージして、前向きにケアをしていくようにしましょうね。

紫ニキビで悩んでいる人は、おそらく多くはないですが少なくもありません。インターネット上にもたくさんの情報があり、いつでも手軽に検索できます。美容掲示板だってありますね。「なんで自分だけ」と思わずに、活用できるものは活用し、溜め込まないようにしましょう!

では最後に、今回お伝えした要点をまとめて終わりにしたいと思います。

  • 紫ニキビは非常に厄介で危険な状態
  • 治し方はたったひとつ!それは病院受診&治療
  • 皮膚科だけでなく、他の科も視野に入れておこう
  • 栄養バランスのとれた食事をしよう
  • ストレスや疲れはきちんと解消しよう
  • しっかりと体を動かそう
  • 低刺激の洗顔を心がけよう
  • 保湿のスキンケアを心がけよう
  • 心に余裕を持って、根気良く

以上です。急ぐけれども焦らずに。一個一個は丁寧にやっていって、紫ニキビという皮膚悪魔の撃退を目指しましょう!健闘をお祈りします。


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