ニキビの有無は内臓の健康バロメーターでもある!

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ニキビは内臓の健康バロメーター

誰にでもニキビのひとつやふたつ、できたことがあると思います。まさに今できていて、「内臓が悪いのかな」と気にしている人もいるでしょう。当方も、ニキビが増えてきたりすると「本当に自分の健康は大丈夫か」と気になります。

ニキビの有無は、内臓の健康バロメーターだと言われています。今回は、その点について詳しくお話をしていこうと思います。

不健康な内臓と肌

「内臓」と一口にいっても色々ありますよね。肝臓、腎臓、膵臓、胃、腸・・・といった具合です。ひとつひとつ、どのようにニキビに関係しているのか見ていくことにしましょう。

ただここでは、ニキビも含めた「肌荒れ」という広い概念でお話を進めていきましょう。というのも、内臓の不調が100%ニキビにつながるとは言えないためです。

肝臓(かんぞう)

肝臓

「沈黙の臓器」とたとえられる肝臓は、内臓の中でも最大の臓器。主に代謝、解毒、体内の環境維持といった働きがありますが、ほかにも数えきれないほどの役割を背負っているそうです。

肝臓の調子が悪いと血液が汚くなります。解毒しきれなかった汚染血液が皮膚にも行き渡り、それがニキビ誘発の原因となることがあります。もっと大きく考えると、体の環境を維持しているのが肝臓であるわけですから、肝臓の不調は、簡単に肌にシグナルとして現れます。

ニキビに限らず、肌がカサカサしたりくすんだり、といったことも起きますし、何といっても黄疸が出るようになったら要注意。肝臓の悪化が進んでいます。

肝臓は内臓の中でも、常に気にしておきたい臓器といえます。ニキビや肌荒れが目立ったときは気にしてみましょう。病気以外に、酒(アルコール)の飲みすぎや感染症などによっても肝臓は弱ります。

 さすが「沈黙の臓器」で、かゆみも痛みもない。当方は、検査のために肝臓に太い針を刺して組織をとってもらったことがある。痛みも刺さった感覚もやはりなかった。検査をする前、頭では「痛く無いはずだ」と分かっていたものの「激痛が走ったらどうしよう」という不安は大きかった。検査本番、本当に痛くなったので拍子抜けした。検査後は緊張がほぐれ、安心して眠たくなった。こういった針を刺してまでの検査は事情がないと受けられないが、せめて定期的に血液検査をするのが望ましいだろう。日頃健康診断を受けない人は、時間を見つけ、街の健康診断を積極的に受けに行ってみよう。

腎臓(じんぞう)

腎臓

腎臓は、左右にひとつずつある豆型の臓器。血液中の老廃物やいらない水分をろ過し、尿として排出するダムのような役割を持っています。

腎臓の機能が低下すると、血液中に老廃物が溜まりやすくなります。すると、その血液が体の節々まで行き渡り、皮膚にも影響。ニキビをはじめ、肌荒れの原因となることがあります。

「溜まれば出す」というのがどれほど大切か、分かりますね。汚い水路だと水がどんどん淀んでいきます。水中に生物がいたら、弱ってしまうかもしれません。汚い水は排すべし!なのです。腎臓も同じようなものです。

老廃物の溜まりやすい生活をしていると、腎臓は弱る傾向にあります。食事も運動も、健康志向でいきましょう。

 尿が妙に泡立つ(タンパク尿)、血尿が出る、トイレが近い、体のむくみが気になるようになった、といったような症状が見られるとき、腎臓に異変を来していることがある。気になったら内科や泌尿器科で診てもらおう。腎臓の不調は、高血圧や糖尿病からも来やすい。健康には十分留意したいところだ。

膵臓(すいぞう)

膵臓

膵臓は、消化酵素(膵液)を小腸に送り込んだり、血糖値を下げるインスリンなどのホルモンを分泌する臓器です。奥まったところに位置しているので、仮に障害が生じた場合は、背中側が痛くなったりするようですね。

主な病気に糖尿病というものがありますね。簡単にいえば、膵臓のホルモン分泌機能が狂って、血糖値が上昇することにより引き起こされると言われています。

糖尿病は非常に厄介で、つられて他の病気(合併症)を引き起こすことがあります。その合併症も「ずばりこれ」という答えがなく、色々。神経障害、血管障害のほか、皮膚障害も起きることがあります。

皮膚障害は、今回問題にしているニキビなどという単純なものでは済まないでしょう。腫瘍のようなもの、シコリ、感染症などが見られるそうです。膵臓病自体が肌には悪さをしなくても、“連鎖反応”のごとく、影響は及ぼされうるのです。

胃(い)

胃

伝統中国医学の言葉に「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」という言葉がありますが、胃はその六腑のうちのひとつ。ご存知のとおり、口から入った食べ物を消化して、ドロドロの状態にする器官です。

胃が自分自身を消化しないのは、そうならないようにするための物質が自動的に作られ、胃の壁を守っているためだと言われています。しかし、何らかの影響でそのシステムが不安定になると、自分自身を溶かし始めます(=胃潰瘍)。

胃が不調になると、当然食べ物を消化しにくくなります。胃潰瘍をはじめ、胃の不調はストレスや飲酒、暴飲暴食、刺激物など、あらゆることが原因で引き起こされます。

もちろん、そういった生活面での悪化以外にも病気によって不調を招くこともありますが、胃に不調が見られたら生活を一度振り返ることが大切。生活の悪化は、ニキビや肌荒れを引き起こしやすくする大きな原因となります。

腸(ちょう)

腸

これも、胃と同様「五臓六腑」のうちの六腑のひとつ。胃でドロドロにされた食べ物が送り込まれ、そこから水分や養分を吸い取り、余分なカス・老廃物を便として排泄する器官ですね。小腸(十二指腸、空腸、回腸)と大腸(盲腸、結腸、直腸)から成り立っています。

今回特に注目したいのは大腸です。大腸は水分吸収の働きを担っていますが、何らかの影響で便が長い時間ストックされると、水分を吸収されすぎて便が固くなり、「便秘」を引き起こすようになります。

便秘は、言い換えれば、必要のないものを体内に保管してしまうことです。溜まった便からは毒素が発生します。毒素は本来出さないといけませんが、出て行ってくれません。でも出さないといけない。するとどうなるか。そう、大腸から血液中に吸収されてしまうのです。

つまり、毒素は体中を巡ります。皮膚の節々にも行き渡ります。本来はあるはずのないものが巡ってくるわけですから、それが毛穴の奥から排出されたりし、毛穴環境を悪くしたり、くすみを生じさせたりします。ニキビや肌荒れが生じやすくなります。

「便秘になるとニキビができる」といった話は、あながち間違っていないのですね。必ずそうなるわけではないとは思いますが、そうなる可能性が十分にあるのです。

 腸は本当大切だ。「第二の脳」とも言われているほどだがご存知だろうか。腸の状態は、我々の思考力やセンスと関係し、また体の健康・美容とも密接にかかわっている。善玉菌や悪玉菌の状態を知ることで肌の状態や傾向・対策まで分かってしまうとも、一部では言われているのだ。腸にはまだまだ謎が多いが、我々の健康発展のために大きなヒントを与えてくれる立派な器官と言えるだろう。

ニキビが増えたら内臓と会話しよう

内臓と会話

ニキビが増えてきたとき、多くの人はきっと、スキンケアをどうしていこうか考えると思います。それはとても大切なことです。ニキビの発生メカニズムを調べて、いかに肌を整えるか?ニキビを防ぐか?化粧品はどうすべきか?というのは常に考えたいですね。

ただ、今回の話で言うと、「内臓・器官の健康状態を気にかける」というのも忘れてはならないことです。そう、自分の内側に向かって、会話をしてみてください。

「最近疲れてない?」「大丈夫?」といった感じで、少しでも良いので気にかけてあげましょう。すると、「胃腸に負担をかけすぎてたかな」とか「休肝日(酒を飲まない日)を増やしてみよう」と、新たな気付きを得られるかもしれません。

「そうすれば必ずニキビが治る」とは断言できませんが、絶対にプラスになるはずです。

健康維持のために気にしておきたい6つのこと

ここで、内臓の健康を維持するために気にしておきたいことをお伝えしましょう。ずばりやるべきことは、「食生活の改善」が中心です。ここでは、内臓に優しい生活を送るための6つのポイントをざっくりとまとめてみました。是非参考にしてみてください。

  • 飲酒を控える

  • 糖分や脂分を控える

  • 食べすぎを控える

  • 過度なダイエットを控える

  • タバコをやめる

  • きちんと体を動かす

ひとつずつ解説していきましょう。

飲酒を控える

アルコールを控える

飲酒のしすぎは禁物です。

アルコールを摂りすぎると、肝臓の解毒作用が間に合わなくなります。肝臓はフル稼働しますので、そんなのが毎日のように続けば、肝臓は疲れ果てて弱ります。

肝臓は「沈黙の臓器」。衰弱に気付けず、知らぬ間に命にかかわるほどの事態に陥ることもあります。

また、アルコールは胃腸にも大きな負担をもたらします。胃腸の働きが鈍ると消化作用が不十分になるので、下痢や便秘などを招いたり、毒素が体内に溜まりやすくなったりします。

いずれにしても、アルコールはニキビや肌荒れとかかわっています。「飲むな!」というのは酷なのであまり強く言えませんが、少なくとも、少し味わう程度に飲むくらいにしましょう。酒でストレス解消は絶対不可能なので、そのつもりで飲むのは止めておきましょう。

糖分や脂分を控える

糖分や脂分を控える

食事の栄養バランスも考慮したところですね。

炭水化物や砂糖などを摂りすぎると膵臓を傷めます。また、脂分の摂りすぎだって、胃腸を傷めたりします。

それだけではなく、栄養の偏りはあらゆる病気の引き金にもなるので、バランス良く摂りたいところですね。

なお、「脂分を控えたい!」という人は、別記事「脂性肌なら食べるのを控えておきたい食べ物 厳選の10種」が参考になると思うので、良かったらご覧ください。

肌に限らず、美容には食生活改善は欠かせません。でも、それってかなり大変だと思います。食べることは人間の本能ですからね。ですから、少しずつで良いので、質を高めていけると良いでしょう。

食べすぎを控える

食べすぎそのものは、胃に大きな負担を与えることになります。胃袋が風船だとしましょう。風船にたくさんの水を詰めたらどうなるでしょうか?パンパンになりますね。そして重くなります。胃も同じです。余計な重力がかかってしまいます。

そんな状態になると、消化にも時間がかかります。胃は疲れてしまい、機能低下を招く可能性があります。もちろん、腸が処理すべき量も増え、便だって増えます。そこで便秘が重なると・・・、おぞましいですね。

食べすぎは、単に量が増えるだけでなく、栄養分の摂りすぎにもつながります。上に挙げた「糖分や脂分の摂りすぎ」にもなるし、塩分だって摂りすぎます。

くどいようですが、体の不健康は肌の不健康と言えます。食べすぎないように注意し、腹八分目に抑えるように努めてみてくださいね。

過度なダイエットを控える

「食べなさすぎる」というのもまた問題です。燃料の足りない機関車は、失速し、目的地に到達することができません。同じく体も、きちんと栄養・水分を摂らないと、内臓たちがきちんと機能してくれなくなってしまうのです。内臓だけではありません、神経や脳だってそうです。

ダイエットをしている人は、食事制限のハードルを下げましょう。きちんと食べたほうが代謝は上がり、健康度もUPします。

「ダイエットを始めたらニキビが増えた」という人はけっこういます。体や肌の調子が低下したのでしょう。それと、しっかり食べないとストレスも溜まるので、その影響も少なからずあるのではと思いますね。

タバコをやめる

禁煙

喫煙も、内臓の機能を低下させる要因であると言われています。どのように体に悪いかはまだまだ議論の余地があると思いますが、有害物質が含まれている以上、タバコは吸わないのが得策でしょう。

タバコの怖いところは、吸っている本人のみならず、他人にも影響を及ぼしてしまうところ(受動喫煙)です。しかも受動喫煙のほうが有害度が高いので、禁煙者は困ってしまいます。

タバコは、「控える」のではなく「やめる」べきものだと当方は考えています。依存している人だと、やめるのは至難の業かもしれません。でも、もう一度、健康、美容、他人への影響のことを熟考していただき、対策を打ってほしいと思います。

タバコを吸っていながら「ニキビができた!どうしよう」と言っても、そこには同情の余地がありません。

きちんと体を動かす

体の代謝・血流などを良くしていくにあたり、体を動かすことはとても大切なことです。体を動かさないと、血液循環が悪くなり、内臓の働きも低下します。特に同じ体勢にじっとしていたりすると、内臓に加わる力が固定され、それが負担にもなります。

健康度・美容度を上げるために、普段から運動をする習慣を身に付けてみましょう。難しいことは必要なく、ただ歩くだけだったり体操してみたりするだけでも良いと思いますよ。

体の巡りを良くして、常にフレッシュな状態を保てると良いですね。

ニキビの原因は当然ほかにもある

以上、内臓の健康・不健康にスポットライトを当てて、ニキビや肌荒れのお話を展開してきました。

でも、ニキビの原因というのは、なにも内臓の不健康さだけではありません。肌が汚いこと、保湿が足りてないこと、スキンケアが間違っていること、男性ホルモンが多く分泌されていることなども原因にあります。

ストレスというものも大いに関係しています。上記の中でチラッと出しましたが、ストレスは内臓の働きを阻害することもあるし、自律神経を狂わせて男性ホルモンを増やしてしまったり、美意識の低下を招いたりもします。

 関連記事:「ストレスによるニキビの対策

何はともあれ、広く対策を打っていくほど、ニキビをやっつけられる確率も上がります。今回は内臓の視点からのお話でしたが、是非色々調べて、自分なりの対策を見出してみてくださいね。


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