音楽は肌にも癒しを与えてくれる、格好の栄養剤なのです

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音楽と肌

音楽を聴くことは好きですか?当方は、クラシックや日本の童謡、演歌、ポップスなど幅広く聴いています。あなたはどんなジャンルの音楽をお聴きになりますか?また、演奏することは好きですか?

音楽を聴いたり演奏したりすることは、とても良いことです。日頃の疲れが吹き飛んだり、楽しい気持ちになったり、また悲しい気持ちになったり、心に色々な変化をもたらしますね。だからこそ、音楽というものが人気であるし、この世に存在するのかもしれません。

そこで今回は、音楽と肌についてのお話です。肌が荒れたりニキビができたりしやすい人にとっても、乾燥肌や敏感肌が気になる人にとっても、音楽を聴くことは大きなメリットを生むのです。

音楽鑑賞が人間に与える効果

肌への効果をお伝えする前に、話の伏線として、大きな視点から述べていきたいと思います。ずばり、音楽を聴くという行為が人間の心身に与える効果についてです。主に以下の効果が挙げられます。

  • 気持ちを変化させる
  • 脳の働きを向上させる
  • ヤル気を向上させる
  • 血圧を下げたり、心拍数を安定させたりする
  • 幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促す

古代エジプトでは、音楽は「魂の薬」と呼ばれてきたそうです。それだけ、心身に与える影響というものが大きいというわけですね。では、ひとつずつ解説していきましょう。

気持ちを変化させる

これは誰もがすでに大きく実感していることではないでしょうか。

悲しい気持ちになったり、楽しい気持ちになったり、嫌なことを忘れられたりします。曲調などによって、変化の具合は変わるでしょう。逆に、嫌いな音楽や騒音などを聴いてイライラするのも、音の波動があなたの気持ちを変化させた、ということになります。

少なからず、音楽は心身に影響を与えるのです。

脳の働きを向上させる

脳の働きの向上

子供の頃に音楽に触れ合わせると、子供の大脳皮質が厚くなるといった研究結果(バーモント大学の研究)があります。それによって、コミュニケーション力、注意力、記憶力などが向上するようです。

もちろん大人になってからも、音楽が脳に与える影響というのは大きいです。その研究についてはまだなお現在進行中な点が多いですが、実際に音楽を聴いてヒラメキが良くなったり考え方が柔軟になったりした経験は、誰にでもあるかと思います。

モーツァルトが脳に良いなど言われて一時期ブームとなりましたが、モーツァルトに限らず、音楽というのには不思議な力がありますね。

ヤル気を向上させる

音楽を聴くと脳が活性化することがあります。中でも、乗りやすい音楽やアップテンポな音楽は、テンションを上げてくれますね。そのときにはドーパミン(高揚感を感じさせるホルモン)が多く分泌されていて、ストレス解消やヤル気の上昇に繋がるのです。

血圧・心拍数・免疫力を安定させたりする

血圧や心拍数の安定

音楽が自律神経を安定させるといった話は有名ですね。

人間は普段、どんどんとストレスを溜め込み、自律神経のひとつである「交感神経」(興奮や緊張を司る神経)ばかりが優位になりがちです。すると血圧や心拍数が上がったり、体調を崩しやすくなったりします。後述しますが、肌にも悪いですね。

しかし、音楽によって癒されるとことで「副交感神経」(リラックスや睡眠を司る神経)が優位になり、血圧が下がったり、心拍数が落ちついたりし、それによって体調も整うことがあるでしょう。免疫力が高まるといった説もあります。

この手のお話については、ガールズ・スリズムというサイトの中で詳しい説明がなされているので、時間があればご覧になってみてはいかがでしょうか。

幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促す

悲しい音楽を聴くと、幸せホルモン「セロトニン」が多く分泌されるようになるといったお話もあります。

曲調の明るい・暗いはさておき、実際に悲しい気持ちになる音楽を想像してみてください。失恋ソング、惜別の歌、受難曲など何でも良いでしょう。そういうのを聴いて号泣すると、気持ちがフッと軽くなって、満たされた気持ちになってくると思います。

「悲しい音楽なのに幸せになるの!?」と思った人もいると思いますが、そうなんです。少し逆説的ですが、特に悲しいときこそ悲しい音楽を聴いて、共感を得て、自分の心に開いた穴を塞ぐことができるようになるのですね。音楽って素晴らしい!

 以上メリットばかり述べたが、ガチャガチャとうるさいのが売りな音楽やクレイジーなロックなどでは、逆にイライラや焦燥感、緊張感、攻撃性といったものが高まるといった話もあるようだ。また、いくら素晴らしいヒーリングミュージックであっても、自分の心と共鳴しないこともあるし嫌気が差すこともあるだろう。そうなれば理想の効果とは真逆の影響を被ることになるので、そこだけ注意してほしい。

演奏することも大きな効果をもたらす

演奏の効果

上では「鑑賞」にスポットライトを当てましたが、「演奏」することもとても良い効果をもたらしてくれます。ただ、聴くという受け身的な行為とは少し違い、演奏することはスポーツなどと同じような効果がもたらされます。

演奏するときは体を動かしますね。ピアノなら、指の筋肉をはじめ、腕や背中の筋肉も連動しています。すると血行が良くなり脳にも体にも健康的。歌も、ノドしか使っていないように見えて体中の筋肉を使っています。腹式呼吸は血行や代謝を良くしてくれると言われています。

プロの演奏家は、自分のことを「アスリートと同じだ」と豪語しているほどです。

もちろん、先述した、鑑賞時に得られるような効果もあるでしょう。ただ、演奏している分、次に来る旋律が予期できてしまうので新鮮さはないかもしれませんし、特に演奏家は「自分ではなくて聴き手を酔わせる」ことが仕事だと思うので、逆に使命感やストレスを感じてしまうこともあるかもしれませんね。

肌・美容に与える効果とは

以上、話の伏線として「鑑賞」と「演奏」の両視点から心身への効果についてお話ししました。ここで改めて、肌への効果について考えてみましょう。当方が考えているものとしては、主に以下のとおりです。

効果についてです。主に以下の効果が挙げられます。

  • 皮脂コントロールが安定する
  • ニキビができにくくなる
  • キメが整ってくる
  • 老化をなだらかにすることができる
  • 脂肪の燃焼を効率化できる

それでは、ひとつずつ解説していきましょう。

皮脂コントロールが安定する

皮脂コントロールの安定

毛穴にある皮脂腺から出てくる皮脂は、自律神経の働きによって支配されています。ストレスが溜まって交感神経が優位になると、男性ホルモンが増え、同時に皮脂の分泌量も増えてしまいます。すると、テカリやべたつき、雑菌の繁殖を招きやすくなります。

先ほど、「血圧・心拍数・免疫力を安定させたりする」という項の中で、音楽によって自律神経が安定することがあるというお話をしました。つまり、皮脂コントロールを安定させることができるということです。

皮脂が多いのは必ずしも自律神経のアンバランスさが原因とは限りませんが、脂性肌の人は、是非お気に入りの音楽を積極的に聴いてストレスを解消したり幸福感を高めたりしてみましょう。

ニキビができにくくなる

ニキビができにくい

ニキビができる要因は、毛穴に詰まった皮脂や老廃物、そしてアクネ菌などがあります。まず、音楽により自律神経が整うことで皮脂コントールが安定して、皮脂に関してはとりあえずクリアです。

問題はアクネ菌ですが、これは肌の皮脂を好み、肌の免疫力が下がっていることで「ここぞ」とばかりに襲撃してきます。

でも、先ほどチラッとお話ししたように、音楽によって免疫力が高まるといった説があります。これが本当であれば、アクネ菌からの攻撃を食い止められる確率が上がり、毛穴の炎症を防ぐことができうるでしょう。

むろん、ニキビもあらゆることが引き金となっているので「絶対にニキビができない」とは言えません。が、音楽の力でニキビの発生を減らすことは夢ではないと思いますね。

キメが整ってくる

ストレスや疲れによって自律神経が不安定になると、肌の新陳代謝(ターンオーバー)だって悪くなります。ターンオーバーが乱れるということは、キメが粗くなったり、皮膚が部分的に薄くor厚くなったりして、くすみや影も生じやすくなります。つまり老けて見えるようになる、ということです。

ターンオーバーの乱れの原因もひとつではありませんが、ストレスの払拭がいかに大事かは、美容界ではすでに定説となっていますね。是非、音楽の力を借りて心にうるおいを与えていきたいものですね。

老化をなだらかにすることができる

老化の坂

ここまでお話しすれば想像に難くないと思いますが、音楽は美を高め、老化をなだらかにすることができるのではないか?というのが当方の持論です。

特に腹式呼吸を使っての演奏においては、大きな力があると思います。歌手や楽器奏者そしてアナウンサーなど、腹式呼吸の習得が必須とされている職業にある人は、歳をとってもたいてい若く見えますよね。

ただ、「絶対に老化しない」というのはありえません(分かってはいてもショッキングな常識です)。不老の薬があれば誰でも手にしたいことだと思います。でもその老化は、その下り坂をなだらかにすることが可能なのです。

スキンケアグッズやエステなどに多額のお金を投資するのもアリではありますが、音楽は無形の化粧品であり栄養剤。有効活用しない理由などないでしょう。

脂肪の燃焼を効率化できる

これは鑑賞よりも演奏のほうに言えることですが、歌うことや楽器を演奏することで腹式呼吸を続けると、脂肪の燃焼もうながすことができます。腹式呼吸は有酸素運動だからです。

有酸素運動とは、軽・中程度の負荷のかかった優しい運動のことをいい、ウォーキングなどが良い例でしょう。腹式呼吸では、体中の筋肉(インナーマッスル)を駆使して横隔膜を動かすことで深い呼吸をします。その深い呼吸こそが健康や美容に良いと言われているのです。

日本人の多く(特に女性)は腹式呼吸が苦手な傾向にあり、習得するにはきちんとした指導者の下でさえも時間がかかるかもしれません。でも余裕があれば、歌や楽器演奏に触れて、腹式呼吸をマスターしてみると良いと思います。

おすすめの音楽1選

当方がおすすめする音楽をたったひとつだけ選んでみました。完全にこちらの趣味ではありますが、とても素晴らしい音楽です。当方とあなたの感性は違うので気に入っていただけるかは分かりませんが、是非参考にしてみてくださいね。

オルガンによる「Happy Birthday」

オルガンによる「Happy Birthday」

日本人でも多くの人が知っている「ハッピーバースデーの歌」です。ここでは、それを14分ほどに拡大した長大なオルガン版をご紹介したいと思います(オルガンというのはパイプオルガンのことを指しています)。

動画の最初のほうは、演奏者がオルガンの音色設定などを行っており、1分10秒くらいのところから演奏が始まります。聴き慣れたメロディーではない音楽がしばらく続きますが、ところどころで例のメロディーの断片が聞こえます。そして最後のクライマックスでは、ド派手に例のメロディーが “明確に” 奏でられ、会場のお客さんも一緒に歌っています。

なお、動画ではパイプは映っておらず、オルガンの鍵盤や付随するシステムしか映っていませんのでご了承ください。でも、アスリートなみの激しい演奏風景を見ることができます(パイプオルガンですから、足でも鍵盤を弾いているのですよ!)

YouTubeにてごゆっくりご視聴くださいね。
>>> Improvisation pour l’anniversaire

大人である現在は、子供の頃のようにあたたかく祝ってくれる人はほとんどいません。あったとしても義理です。もし、自分の誕生日に動画のような演奏で祝われたら、当方は間違いなく泣いてしまうでしょう。

音楽を聴く際のコツと注意点

ストップ

最後に、アドバイスをお伝えします。

上の動画に限らず、音楽を聴くときにはちょっとしたコツや注意点があります。それは以下のとおりです。

  • 難しく考えずに力を抜いて聴く
  • 誰も邪魔されない空間で聴く
  • イヤホンやヘッドホンで長時間聴かない

主にこの3つです。

ひとつめは特に説明は必要ないかと思いますが、難しいことを考えると、音楽を直接感受することができなくなるので、コーヒーブレイクなどをとりつつリラックスして聴くのが良いですね。そして、鑑賞途中で邪魔が入ると、それは多大なるストレスとなります。誰にも邪魔されない時間・場所で聴けるなら、そのほうが良いでしょう。

あと、イヤホンやヘッドホンですが、これらを使うことで音も迫力が増しますし、外出先では必需品です。でもよく考えてみましょう。聴覚神経の近いところで音が鳴っているわけですから、耳への負担は大きいです。実際に聴力にも悪影響が及びかねない(騒音性難聴)ので、長時間装着して聴くのは控えましょう。ほか、大音量や高音が続くのもNGです。

先ほどご紹介した曲を一回聴いたら、必ず休憩をとってくださいね。

では、終わりに今回のポイントをまとめておきましょう。

  • 音楽を聴くことは、心身に良い効果をもたらす
    (もちろん、例外もある)
  • 音楽は、肌などの健康・美容をサポートしてくれる
  • 腹式呼吸を用いる演奏は有酸素運動となる
  • 音楽はリラックスして聴き、耳への負担も考慮しよう

以上です。ぜひとも、素晴らしいミュージックライフをお送りくださいね。


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